こんにちは。
梅雨でジメジメしてるっていう以外の導入が思いつかずに夜も眠れません。
昨日は本当にバケツをひっくり返すような大雨が降って、植えたばかりの田んぼの稲が倒れたんじゃないか?と気が気ではありませんでした。
あ、うちは農家ではないんですけれどね。
秋には美味しいお米が食べたいじゃないですか。
ね!
そんな僕が書くブログにようこそいらっしゃいました!
今日も存分に○○○○して帰ってくださいね!(○○○○の中はお好みで)
さて、このブログの過去のネタは、ほとんど僕と同じクルマ好きの友人が(自動的に)送ってきてくれるリンクを使っていました。
そんなことではいけない!
と最近の記事ではリクエストを募っていたことにお気付きの読者の方も多かったのではないでしょうか。
来ましたよ!
リクエストが!
リクエストというのは、自分では選定しなかったであろう題材が送られて来たときにこそ燃えるものなんですね。
そんな機会はあまりないと思うので、皆さんの同意はなかなか得られないとは思いますけれど。
そんなわけで、リクエストをいただいて嬉しいので、すぐにお応えしちゃいます。
リクエストをいただいたのは、はい、これ。
サーブ9000です。
「え~、900じゃなくて、9000なの?」
今、先生そういう声が聞こえました。
はい。言ったのは誰ですか?
リクエストくれた人が傷つきましたよ。
誰ですか?
正直に申し出れば、先生怒りません。
言えませんか?
わかりました。
はい、みんな机に顔を伏せてください。
誰も見ていないから、言った人は手を挙げて。
じゃないんです!
しかも、長い!ノリが!
そんな声は聞こえて来ません!一切!!
9000はみんな大好きです。
みんな大好きサーブ9000です。
よね!?
サーブ9000はサーブスカニアとフィアットとランチアとアルファロメオのプラットホーム共用プロジェクト(ティーポ4)で生まれたグランドツーリングサルーンです。
フィアットはクロマを、
ランチアはテーマを、
アルファロメオは164を
作ったことは45歳以上の人は記憶にあるかと思います。ありますよね?
名車揃いじゃないか!(クロマ以外は)
そんな企画背景に想いを馳せつつ、細部を見ていきましょう。
おーっと!その前に!!
リクエストをいただいて、サーブ9000の中古車の在庫状況を調べたのですが、なんと!!
ラストチャンスです!!!
日本国内でサーブ9000の販売車はたったの一台しかありませんでした。
確かに、「サーブと言えば900」と思われていた西武自動車がサーブを販売していたあの頃、今になって思えば西武自動車が販売不振から斜陽を迎えていたあの頃に鳴り物入りの「ティーポ4プロジェクト」で開発されたとは言え、発表されたサーブ9000には、そこはかとない「コレジャナイ感」が漂っていたことは、45歳以上の読者の方は記憶にあるかと思います。
ありますよね?
実際のところ、900に比べて9000の国内販売台数はそれほど伸びていないようです。
モデルライフの途中で代理店がミツワからヤナセへと二転三転したことも、ユーザーの不安を煽ったことだと思います。
というわけで、国内で今手に入るサーブ9000ですよ。
心して見てみましょう!
端正なんですよね。
端正すぎるというか。
この「壁」のようにそそり立ったダッシュパネルのデザインは好きです。
イグニッションが「ティーポ4」のせいでハンドルコラムに移ってしまったのも「航空機萌え」ファンが離れて行ってしまった原因でしょうね。
そのほか、シート類、ドアパネルのデザインなんかはど定番中のど定番デザインでいいと思います。
後輪がやや後ろについているおかげで、後部座席は余裕の広さですね。
ブルーのモケット地という貼り生地も、今となってはいい味わいですよね。
若い頃はまったく同意できませんでしたが。
垂れそうなデザインの天井ですが、安心してください!タレてませんよ!!
ワンオーナーかな?
書類関係バッチリ揃ってますね!
こういうのは気持ちがいい。
演出上、最後に持ってきましたが、「セダンと見せかけて、5ハッチ!」先生大好きです。
これ、本当に使い勝手がいいんですよ。
このタイプのボディが増えることを願って止みません。
さてと、いかがでしたでしょうか?
「絶滅危惧種」と言ってもいい残存台数のサーブ9000。
サーブ900ほど人気が出なかったこともあって「知る人ぞ知るサーブ」という存在ですが、その存在の希薄性が今となっては却っていいと思います。
あとは、アフターサービスと、機械的信頼性がキモになってきます。
なにしろ、本国のサーブはもうありません。
本社がなくなってしまったクルマを買うということは、なかなか根性と思い切りのいることだと思います。
同様に英国のMGも無くなってしまいました。
ブランド権を中国の自動車メーカーが買うという事態があったとしても、過去に製造したクルマのアフターの面倒を見てくれるということではありません。
サーブは個人的にはいいクルマを作り続けていたメーカーだという思いがありますが、それだけでは生き残っていけない、自動車メーカーには厳しい時代であるということは間違いなさそうです。
退屈な話だからと言って、居眠りしてると試験に出しますよ!
では、また!