百舌の遠鳴 -2ページ目

百舌の遠鳴

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今朝がた雨が降ったが今は止んでいて少し蒸し暑い。

TVの刑事事件ドラマをよく見ているが、誤認逮捕そして冤罪がらみの事件もよくある。初期捜査でAが犯人だと目星を付けると、もうそれで一気に事件解決とばかりに話が進んでいってしまう。そこで皆の反感を恐れず物申す刑事Bの物語が多い。という事はそういった事が現実としてよくあるからだろうか?TVではBが異端児扱いされても、真実を求め活躍するのだが、現実にはそういったBのような者は極めて稀ではないか。

従って目をつけられたAは犯人に仕立て上げられてしまう。そして死刑判決が出ても、まだ無実を訴え何十年も争われている事件が数ある。ではAが無罪となったら真犯人は誰だった?もう死んでいるかもしれないが、捕まる事無く生きながらえていたかいる事になる。TVの刑事事件ドラマでもう一つよくある話が、真犯人が身内であったというのだ。そういったドラマがよく作られている。昔ならそんなドラマは世に出せなかっただろうにね~。袴田事件の再審公判で無罪が言い渡された。捜査機関による証拠ねつ造も認定された。 まさに事実は小説より奇なりといった事となった。結果真犯人は野放しの状態で、今更捜査を再開して捕えるなんて事はできない。証拠を捏造した者を含め捜査陣の責任は如何に? 唯一の救いは死刑が執行されていなかったことだ。