近頃、甲府駅の周辺にお洒落な飲食店が増えた。

そのうち行ってみようと思っているうちに、はかなくも消えた店も少なくない。その盛衰たるや激しいのだ。

 

そういうわけで、消滅する前に1度行っておけとおすすめされた店に行ってきた。(店側からしたらなんとも失礼なおすすめのされ方である)

 

甲府駅は北口の甲州夢小路にあるイタリアン

 

vinoteca

ヴィノテカ

 

まずはランチで様子見と行こうか(出たぞ!何様なんだ、ワタシは!反省しとらんじゃないか!)、と休日12時前に訪れてみた。

訪問時には3組ほどの先客があり、その後1組が来店したのみで、休日のランチタイムにしては静かさが目立った。

 

ランチメニューは

・パスタ ¥1,600 (税抜) 

・肉料理 ¥2,200 (税抜)

の2種類。

いずれにも前菜と自家製パン、食後の飲み物が付いてくる。

 

肉料理に魅力を感じつつも、(この日のメニューは「クリスタルポーク 肩ロース肉 炭火焼」だった。おいしそうである)パスタメニュー ¥1,600 (税抜) を選択。

パスタはさらに3種類から選ぶことができた。

 

この日のメニューは、

・自家製タリアテッレ ボロニェーゼ

・オレキエッテ トマトソース

・リングイネ 焼きナスとペストジェノヴェーゼ

 

どれも魅力に溢れている。

選んだのは、リングイネ 焼きナスとペストジェノヴェーゼだ。焼きナスと言う響きとジェノベーゼという響きに抗えなかった。だって焼きナスとジェノベーゼなのだ。

 

 

まずは前菜だ。

県内産有機野菜のサラダ。

 

クリーム状のディップソースと色とりどりの野菜が美しく盛られている。

ソースは豆乳と豆腐のソースとのことだ。

滑らかな舌触りとチーズを思わせる酸味が、どこかサワークリームを思わせる。もったりとしていて、野菜をおいしく食べられるよう一役買っている。

サラダには桃が潜んでいて、これもまたソースとよく合っていた。

黒いふりかけのようなものは、オリーブだそうだ。梅やゆかりのような酸味があり、どこか和風な印象があって面白い。

はっきり言おう。この前菜、おいしい!

前菜だけで満足してしまったよ、ワタシは。

 

続いてパスタだ。

素焼き風の味のあるプレートにまるっと盛られてくる。

グレートされたチーズをまとい、前菜同様に小洒落たヴィジュアルだ。

 

リングイネは歯切れが良く、どことなく蕎麦を食べているような食感だった。

塩気のあるジェノベーゼソースがよく絡み、おいしい。

焼きナスはソースに融合しており存在感が希薄だった。

チーズとソースの双方の塩気が強く、味付けがやや濃く感じたのは好みの問題かもしれない。

ワインが進む塩加減なのだろう。

 

ボリュームがわりとあり、満腹になったのでドルチェの注文はせず、食後の紅茶で満腹の幸福感を味わった。

 

 

パスタもおいしかったのだが、個人的には前菜の美しさとおいしさが印象に残った。

甲府のランチとしてはやや高めの値段設定ではあるが、その特別感に見合う洗練された料理だと思う。

グルメを自称する人をご馳走するなら、この店を候補に入れるだろう。

そして、デートにも向いていると思う。

 

そのうちディナータイムも利用してみたい。

 

 

まとめ

・価格に見合う特別感のあるランチが体験できる。

・前菜が美しい。

・料理はワインありきの味付けなのかもしれない。

 

*駐車場あり

駅北口の第1〜第3駐車場を利用できる。

利用時間30分〜有料。

 

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vinoteca 食べログ公式ページ

https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19011019/

メニューの掲載はないのでご注意。

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文責:雨吉

 

 

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