かんじょう処理場

かんじょう処理場

管理人が感じたことを物語にして表現するサイトです。

Amebaでブログを始めよう!

目が覚めた

そこは電車でした

目的の駅までかなり時間があったのでもう一度眠りについた

 

次に目が覚めたら周りに居た人たちが居なくなっていた

(さっき寝てから数駅しか通っていないのに私だけになるのか?)

そんな疑問を抱き、電車から駅を眺めるがやはり人一人居ない

(可笑しい、絶対に可笑しい、夜が遅い時間に乗っていたとしても一人は絶対に乗車している路線なのに可笑しい)

「次は○○駅~○○駅~降り口は左側になります。」

「アナウンスは流れるんだな」

私は電車を降りた

 

目的の駅ではないがとりあえず歩いてみたが、ここでも人が居ない

仮に夢だとしても意識がはっきりしすぎている

(これは所謂明晰夢というやつなのか?ファンタジーの世界だけだと思っていたが実際にあったとはな)

何一つ根拠は無いのに何時しか明晰夢であると思い込んでいった

 

その後も街を歩いてみたものの誰にも会わなかった

「どうしたものかね・・・・」

そろそろ夢から抜け出したいと考えた私はある考えに至る

「どうせ夢なら自殺をしてやろう」

自殺するにも種類がある

その中で私は飛び降り自殺をしようと決心

 

かなり高い所に行きいざ飛び降りようとするが思っていたより怖い

「この建物は高すぎる、もう少し低い所にしよう」

 

少し低い建物にて

「この高さなら行ける」

私は飛びました、最初の建物に比べてそれほどの恐怖心はなかったのですんなり行けました。

 

鈍い音とともに私は目が覚めました

そこは会社の近くのネットカフェでした

机に突っ伏したまま寝ていたみたいで周りにはやりかけの仕事がありました。

「最近働きすぎなのかもな」

そう呟きながら飲み物を取りに行くのだった。

 

終わり

 

あとがき

今回のテーマは「働きすぎるとどこかおかしくなるよね」です。

人手不足って甘く見てましたけど、じわじわ苦しくなるしその中で新しい事も覚えないといけないという状況で正気を保っていられないな、と思いながら書きました。

皆さんはそんな状況ありますか。