学校の怪談 呪いの言霊 | 記憶のための映画メモ

記憶のための映画メモ

こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


学校の怪談 呪いの言霊


2014年/日本/105分
監督:落合正幸
出演:小西彩乃、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生、葉山奨之、井之脇海、黒木辰哉、武田航平、石橋杏奈、他
おすすめ度(5点中) → 1.2


――― あらすじ ―――――――
詩織は、ある不可思議な出来事をきっかけに、今は亡き母の母校を訪ねる。一方、高校では1年3組の生徒たちが、過去に1年4組で起こったガス事故についての噂話をしたことから、不気味な現象に遭遇してしまう。同じ頃、フェイクのホラー映像をつくろうと男女4人が廃校に忍び込む。やがて3つの物語は交錯し、想像を絶する恐怖を引き起こしていく。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

すげーつまんなかったです!いたるところが不自然で、しかも怖くないという。画で見せているのに説明台詞を重ねる愚鈍なシーンが多々あり。映画は3つのストーリーが交差するんだけど、これまたリンクするまでに時間がかかり、しかも複雑でちょっと分かりにくい。こんなことをしているから100分超えになってしまう。


▲ある不思議な現象がおこったことで、亡き母親の日記を読む詩織。彼女は学校を訪ねることに。


▲一方で1年3組の生徒は、今は封印された1年4組についての過去におきたガス事故の噂話で不謹慎に盛り上がり、そのあと恐ろしいことが次々と起き始めるのであった。


▲もう一方では、男女4人がフェイクホラーの映像を撮ろうと、廃墟となった高校に忍び込むのだが…。


って感じの3つのストーリーがありまして、実は舞台が全部同じ高校で、3つとも時空が違うんですね。タイトルにもある通り“言霊”をテーマにしていて、言葉が霊を呼んでしまう、言葉があるはずのない事件を引き起こしてしまい、さらにそれが時代を超えて干渉してしまうって感じの話でした。


これ試みが難しすぎると思うんですよね。キャラの描き分けもしっかりしていないし、3つの舞台を行ったり来たりするから“お留守”になっているキャラがどうしても気になってしまいます。アイツ今何しているんだろう?みたいなね。


あと教室の描きこみがテキトーすぎます。登場人物しか出てこないような教室は学校を舞台とするのに明らかに不自然。人がいないにしても、机のなかが空っぽのものとかあって、手抜きにしか思えない。


ガス事故が実は、こっくりさんが招いた恐るべき災いだったのはいいんだけど、このことにより詩織の母親って何を考えていたんだろう?って疑問が残ります。そしてこの疑問は完全に放置プレイされているという気持ち悪さ。


▲呪われるべきは、もしかしてこの映画なのか。


言霊の怖さを扱った映画に対し、こんなにも文句を書いていいのかな?

でも辛かったんです(笑)。愚痴りたい気分なんですよ。