内田康夫さん | 4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

アメリカ暮らし漫画と昔の日本での愛犬物語です。

今月13日、ミステリー作家の内田康夫さんがご逝去されたのは多くの方々がご存知のことと思います。

 

内田先生がデビューされ、人気作家になられた頃、私は十代・二十代。

世の中や日本の世相・事件のことはあまり知らず、それほど関心もなく、当時の私は内田先生のベストセラー本を一冊も読んでおりませんでした。

 

それが、アメリカに移住し、子どもが生まれ、40歳をいくつか過ぎたある日。

日本から家族で赴任されたばかりのママ友さんから、「鐘」をいただいたのです。

それが第一冊目で、以来、内田康夫さんを一番のお気に入り作家として過ごしてきました。

 

”旅情ミステリー”という呼称があるように、作品を拝読すると、アメリカに居ながら日本のいろいろなところへ”旅”することができました。

 

さらには、若い頃にはぼうっとして(呆然として)過ごしていた時代への、時間の旅。

もっとさかのぼって、私の父母が若かった頃や子ども時代にまで。

 

日本では、こんなことがあったのか。

 

こういうことだったのか・・・・・

 

 

そして、登場人物たちの心。

死に方を含めた生き方。

 

 

内田先生は、僭越ながら私の父とほぼ同年齢ということもあり、まるで、賢く優しくユーモラスで上品でさわやかなお父さんに多くのことを教えてもらうような、そんな感覚さえあったのです。

 

 

以下が、これまでに私が読んだ、内田先生の作品の題名です。

 

死者の木霊,後鳥羽伝説殺人事件,平家伝説殺人事件,遠野殺人事件,戸隠伝説殺人事件,シーラカンス殺人事件,倉敷殺人事件,津和野殺人事件,明日香の皇子,佐渡伝説殺人事件,「横山大観」殺人事件,白鳥殺人事件,「信濃の国」殺人事件,天城峠殺人事件,小樽殺人事件,千穂伝説殺人事件,盲目のピアニスト,漂泊の楽人,城崎殺人事件,終幕のない殺人,軽井沢殺人事件,日光殺人事件,天河伝説殺人事件,志摩半島殺人事件,津軽殺人事件,追分殺人事件,城崎殺人事件,横浜殺人事件,讃岐路殺人事件,神戸殺人事件,御堂筋殺人事件,歌枕殺人事件,伊香保殺人事件,平城山を越えた女,「紅藍の女」殺人事件,耳なし芳一からの手紙,上野谷中殺人事件,上野谷中殺人事件,浅見光彦殺人事件,博多殺人事件,喪われた道,鐘,「紫の女」殺人事件,熊野古道殺人事件,若狭殺人事件,透明な遺書,坊っちゃん殺人事件,「須磨明石」殺人事件,死線上のアリア,鬼首殺人事件,箱庭,怪談の道,幸福の手紙,記憶の中の殺人,華の下にて,姫島殺人事件,遺骨,鄙の記憶,藍色回廊殺人事件,はちまん,ユタが愛した探偵,秋田殺人事件,貴賓室の怪人 「飛鳥」編,鯨の哭く海,中央構造帯,しまなみ幻想,龍神の女 内田康夫と5人の名探偵,化生の海,十三の冥府,イタリア幻想曲 貴賓室の怪人II,上海迷宮,風の盆幻想,逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち,悪魔の種子,棄霊島,長野殺人事件,幻香,砂冥宮,ぼくが探偵だった夏,教室の亡霊,神苦楽島,

 

 

公式サイト「浅見光彦記念館」に掲載してある作品リスト163のうち、79。

まだまだ、あと半分以上も楽しみが残っています。

 

すでに読んだものも、何度も読み返しています。

 

 

先生がご病気になられてからは、「講談社BOOK倶楽部の夫婦短歌」を拝見し、お元気そうだと喜んだり、それでも時折吐露されるご夫妻のお哀しみに心をいためたりしておりましたが・・・

 

 

内田先生、そして奥様の早坂真紀様。

ご愛犬のキャリーちゃん。

 

たくさんのすばらしい作品をこの世に送り出してくださり、本当に、本当にありがとうございます。

 

これからも、私にとっては未知の数多くの作品を堪能させていただくのが楽しみです。

 

 

蛇足ですが↓↓

めえたんてえ明子の推理」では浅見光彦さんへの雑念が登場しております拙ブログです。

 

 

 

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