南シナ海に人工島をいくつも造営した中国はアジアの国々にもどんどん進出しています。

New York Times August 20, 2018 

Second Thoughts on a Chinese Spending Spree

‘We Cannot Afford This’: Malaysia Pushes Back Against China’s Vision

 

マレーシアの新しいリーダー、マハチル・モハマド氏Mahathir Mohamadは5日間の北京訪問の最後の日、中国が関係している220億ドルの2つのプロジェクトを中止する、と述べた。これは前大統領が汚職と資金繰りから逃れるために、中国との契約にサインしたのを非難してのことだ。

 

2つのプロジェクトとは、中国の銀行がお金を出し、中国の品物を運ぶための新シルクロードa new Silk Roadと呼ばれる鉄道新幹線を建築する、もう一つは中国のデベロッパーが4つの人工島をつくり、75万人の中国人を住まわせる、というものだ。

 

モハマド氏は北京で李首相とあった後、演説した。「貧乏な国が金持ちの国と競争できないという理由で植民地になるという状況にはなりたくない」マレーシアは2500億ドル$250 billionの負債を抱えている。

 

中国はスリランカ、アフリカのジブチ共和国、ミャンマー、旧ユーゴスラビア構成国の一つモンテネグロ共和国など、巨大なインフラ援助キャンペーンを繰り広げている。実は中国の都合のいいように、閉鎖した入札による膨張した契約や中国人労働者の流入で行われている。このような中国の世界経済戦略は‘Belt and Road Initiative’ (BRI)と呼ばれる。

 

アメリカの影響が薄れるにつれ、世界の戦略上もっとも重要な場所に中国の莫大なお金が注ぎ込まれていることの恐怖が増大している。それも経済的に弱い国々を故意に負債の罠に誘い込む。

 

中国の狙いは世界の資源が一つ、軍事力を世界に広げるが一つ、そして、世界の経済を手に収める(自国の人口を世界に放つ)が一つ、です。これはヨーロッパ各国が17世紀から20世紀にかけてアフリカ、アジアを植民地にし、大戦後はアメリカが世界に君臨したと同じことをしようとしています。植民地は独立という手がありましたが、21世紀の借金漬けではどうしようもないではありませんか。