「返還交渉人 いつか沖縄を取り戻す」知られざる外交官の沖縄への思い | Tamaの映画生活

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★★ 私好みではなかった…
★ 私の時間を返して!


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1972年の沖縄返還に伴い、日本とアメリカの政府間で、
日本への核持ち込みや在日米軍の有事出撃などをめぐって、
日米間で密約が交わされた事実をスクープした外務省機密漏洩事件。

2010年の外務省の、いわゆる「密約問題」調査で、
72年の沖縄返還時の外交資料がほとんど公開となった。

その資料から1人の外交官が返還交渉に
大きな役割を果たしていたことが分かって来た。
この作品は、その知られざる返還交渉を描く。


「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」 ★★★★☆
http://www.henkan-movie.com/

戦時中、海軍で、米軍の無線傍受に当たる海軍士官の
千葉一夫(井浦新)は、沖縄で米軍が民間人を殺傷する様子を、
胸を痛めながら聞くしかなかった。

戦後外交官となった千葉は、恵子(戸田菜穂)とともに
アメリカの大学に留学。1952年のサンフランシスコ講和条約で、
日本は国際社会に復帰したが、沖縄はアメリカの統治下となる。

講和会議に参加した上院議員の講演会で、千葉は、
「なぜ沖縄を切り離したか?」と問うが相手にされない。
彼は「沖縄を取り戻す、それが僕の仕事だ」と恵子に語る。

そして1967年、70年までに沖縄返還と日米間で決まるが、
その内容は白紙状態。千葉は、沖縄の人々ための返還交渉に当たる。

しかし、日本の安全のためにアメリカと「密約」を結んで、
アメリカが自由に使える基地をという駐米大使など、
日本政府の思惑も一枚岩ではなかった。

千葉は何度も沖縄に足を運び、琉球政府行政主席の
屋良朝苗と会うが、屋良は千葉には心を許してはいなかった。

千葉は、強烈な爆音を上げてベトナムに飛ぶB52の下で、
怯えながら暮らす沖縄の人々の苦悩を知る。

「核抜き、本土並み」を千葉は主張するが、アメリカの
駐日公使は拒否する。しかし千葉は粘り強く交渉する。

全く知らなかった人物、また、沖縄返還が、
こうした困難を乗り越え、漕ぎ着けたものであったことにも、
無知だったと反省させられた。

沖縄を、日米の関係を、今に至る基地問題を知るために、
見ておいてよかったと思った。沖縄のために★をプラスしよう。

――――――
日本には130か所、約1027㎢の米軍基地がある。
そのうち米軍専用は81ヵ所(あとは自衛隊との共用)。

その専有面積の72%にあたる約233㎢、32施設が沖縄。
沖縄全土の10.2%、本島の18.4%を米軍基地が占める。
こういった沖縄の実情を、まずは日本人として知らなくては。

私は1回しか沖縄に行ったことがないが、
平和の礎(いしじ)の、数に圧倒された。

20万人余の、住民、兵士、その人々の名を辿っているうちに、
始めて気が付いた、海外の人の名。

日本人しか、兵士しか、住民しか、祀らないとかの差別は一切なく
沖縄戦で亡くなった方々すべての名を分かる限り刻んでいるとか。
ここにも、沖縄の人々の平和を願う、心映えを見た気がした。


 

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