『ファントム・スレッド」美しいドレスと魔性の糸 | Tamaの映画生活

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ヒューマンドラマ、ドキュメンタリーが好き、試写会も観ます。
★★★★★ ぜひ、もう一度観たい!
★★★★ 機会があれば、もう一度観たい
★★★ 良かったけれど、もう1回は観なくていいかな
★★ 私好みではなかった…
★ 私の時間を返して!


テーマ:

女性は綺麗なドレスに弱い?
はい、予告編でドレスを見せつけられて…。
アカデミー賞の衣装デザイン賞だというし、ドレスを楽しみに。


「ファントム・スレッド」 ★★★★☆
http://www.phantomthread.jp/

1950年代ロンドン、高級オートクチュールの
レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、
ドレスメーカーとしての創作欲を掻き立てる
美しいモデルの女性、ミューズを次々と求めて来た。

姉のシリル(レスリー・マンヴィル)は店を切り回し、
顧客と弟の面倒を見る。弟が飽きた女性は、
ドレス1枚を与えて、住まいから追い出す役目も彼女。

レイノルズは、別荘へのドライブ途中のレストランで
ウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)を
見かけて、夕食に誘う。

真っ赤なさえないドレスを着て現れたアルマを、
別荘に連れ込んで、脱がせて採寸を始める。

遅れて別荘に来た姉のシリルは、
アルマを眺めて「完璧だわ」と漏らす。

店に個室を与えられ、レイノルズ等と一緒に暮らす
アルマは、次々に美しいドレスのモデルを務める。

貴族や富裕層の顧客を相手にするレイノルズは、
私生活は静かで、食べ物には神経質。

彼女の立てる音、がさつさには耐えられない。
アルマは何時まで彼のミューズでいられるだろう。

題のPhantom sreadは、魔性の糸。
後半、その意味が展開される。
最後、ゾ~ッとしながら席を立ちました。

ダニエル・デイ=ルイスは、神経質で気難しい
職人気質の男性を演じて、これが最後の出演で、
引退なんてもったいない。

あとね、あのウェディングドレスは平凡。
期待しただけに、ガッカリでした。
とは言え美しいドレスの数々に★1個プラス。


ここからは、もし合っていれば、ネタバレ。

観終えて、何か引っかかっていた。ああ、これだ。
代理ミュンヒハウゼン症候群。日本で起きた、
3人の子どもを病気にして1人を殺した母親の事件。
「可哀想な」「けなげな」母親で注目を集めたかった。

レイノルズの愛を、アルマは自分だけにと求めた。
「特別視されたい」、「支配したい」。
弱ったレイノルズを看護するのは快感だったのだ。

マザーコンプレックスで、亡き母の支配下、
現実には姉シリルの差配の内にあるレイノルズの
全てを、アルマは自分の手に入れたかったのだ。

アルマは少女っ気の抜けない粗野な田舎娘、
ドレスで美しく着飾っても、素は変わらない。
その中に、こんな魔性が潜んでいたとは。

アルマの魔性の糸に絡めとられたレイノルズ。
インタビュアーに夢を語るアルマ。
そしてアルマの膝に頭を乗せた彼は…。

ところが、一緒に観た連れ合いは、「え?夢?」と。
「レイノルズを平凡な家庭の夫に仕立てたんだよ」。
え~、それじゃハッピーエンド。いや、男にとってはそれも恐怖か。
さて、夢なのかリアルなのか、誰か教えて下さいな。


 

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