とある居酒屋でインド好きが高じて、インドカレー屋で働きはじめた、という人に出会った。
ぼくは生ビールをのみながら、20代後半のその彼と、インドについて話した。
お互い、同じような時期に同じようなルートで同じような期間行っていた。
そのインド旅が彼をどう変えたか知らないが、すぐさまインドカレー屋でバイトをすることに決めたそうだ。
そこでインド人の店員に混じり、インドの言葉を覚えて、またインドに挑戦するんだとか。
しかし、働きはじめて数週間後、彼は気づいてしまった…
バイトしていた店は、インドカレー屋ではなく、ネパール料理屋だったのだ。
インドの言葉とネパール語はまったく違うらしい。
そもそも巷のインドカレー屋は大概ネパール人かスリランカ人かバングラデシュ人がやっているらしい。
インド人は働かないからとは、彼の談。
かくしてネパール語が堪能になった彼は、近いうちにインドへと旅立つらしい。
インドの言葉しゃべれないのに！
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