２０２１全米女子オープン、畑岡奈紗選手、笹生優花選手の二人による日本勢同士でのプレーオフとなり、３Hめに笹生優花選手がバーディーを奪い、初のメジャーを制しました。

笹生選手の19歳351日での大会制覇は今までの記録を２日更新する大会史上最年少記録でもありました。

今年は松山英樹選手がマスターズ制覇を成し遂げるなど、日本人がメジャーで活躍できるんだということを記憶や歴史に残る年にすでになりました。特に、ここ数年の日本女子の競技レベルのアップ率は”ものスゴイ”の一言です。

最終日は２番・３番と連続ダブルボギーで１５番終了時、首位と3打差だった位置から１６番・１７番と連続バーディで息を吹き返し、プレーオフでも安定したプレーぶりで優勝を手繰り寄せました。

幼少のころから鍛えられた強靭な肉体で男子顔負けのアスリートスイングから放たれる”驚弾”で日本ツアーでも異次元のプレーぶりを見せつけていましたが、本格的にベールを脱ぎ始めました。これからどこまで突き抜けていくか興味が尽きません。

畑岡選手も６打差６位からのスタートでしたが、Today３アンダーで一時クラブハウスリーダーになりましたが、笹生選手とのプレーオフへ。

いいプレーでの流れでプレーオフに突入できましたが、惜しくも笹生選手に栄冠をさらわれました。今回の結果は残念なものになりましたが、一時期、調子を落としていただけに目の前の一打に集中して根気づよく諦めずにプレーできたのが、復調の要因だったのかもしれません。

難しいコンディションになればなるほど力を発揮するタイプの畑岡選手ですから、またチャンスは近いうちに訪れるでしょう。

日本ゴルフツアー選手権森ビルカップは木下稜介選手が悲願の初優勝をメジャーで飾りました。木下選手は安定したプレーぶりには定評がありましたが、最終日の１７番ティーショットをローフェードで攻めてラインを出しながら傾斜を使って飛距離も出してくるなど、優勝に値する一流のテクニックを見せてくれました。

この大会は、まだ怖さを知らずに攻める選手が多いので初優勝者が出やすいともいわれていますが、綿密なマネジメントと勇気ある決断、それを実現できるだけの技能を持っていないとコースは許してくれないセッティングになっています。

優勝した木下選手だけでなく、古川雄輝選手、＠杉原大河選手、大岩龍一選手など、期待の有望株がどんどん出てきています。どの選手も魅力あるプレーをしていましたので、これからの男子ツアーはもっともっと面白くなりそうです。

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笹生優花選手、全米女子オープン優勝おめでとう！！！