ゴルフ合宿では、ラウンドをしながらコースで通用するスイング創りを意識していただいています。人それぞれ特性があります。スイングセオリーが足枷になって本来のパフォーマンスが発揮できないことになってはいませんか?
ゴルフを特異なスポーツと考えず、枠にはめ込まず、囚われず、今までの運動経験が動きのヒントとなることもたくさんあるのでトライ&エラーの中から精査していくことが大切です。
広島から3泊3日で初参加のU さん。
平均スコアをアップさせたいとのこと。
左右前後上下の動きがバランスよく使えているフォームの持ち主で、上下の動きがメインでフィギアスケーターがジャンプしながらスピンを入れる時と同様のフォームが本来のパフォーマンスを生かせるものでしたが、アライメントがズレていたため生かしきれませんでした。
右向きでインサイドアウトのアッパー軌道、ボール位置は左でティーアップは高めといったハイドローをイメージさせるセッティングでしたが、実際に打ち出されるボールは逆球になっていました。
まずはセットアップのズレを治していきました。右向きのアドレスと左に置き過ぎるボール位置、高すぎるティーアップを適正値に一旦戻し、肩越しにターゲットを見る目線のズレを正しながら、ターゲットに対してのスクエア感を出していきました。
ダウンスイングで右ひじがリリースできず、縮んだままの動きとなっていたため、上半身の前傾が崩れ、背中側にバランスを崩してしまい、引っ張り込んで逆球を誘発していたことが解り、右ひじの伸展運動を積極的に取り入れるようにして、弾道のバラツキになっている原因を改善していきました。
リリースを覚えるため、アプローチで反復練習し、右ひじの伸展運動をスムーズになったことで、アプローチだけでなく、傾斜地からのショットやロングゲームにもいい影響を与えられるようになり、本来の持ち球であるハイドローも打てるようになってきました。
自身のスイングタイプが理解できたことで、フォームや持ち球に迷わなくて済むことになり、再現性だけでなく、平均スコアをアップさせるための練習にも力を注ぐことが出来るようになってきました。
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