続きです。
教習所に通い始めて、ある日。
受付フロアに入ったらまっすぐ先に、
あの男が見えた。
私は、久しぶりの怒りに、足が止まり、
『頭に血が上る』に近い、感覚を感じつつ……。
私に気づいていない、あの男を見たくないのに、
見たり、視線をそらしたりを繰り返しながら、
今なら、張り手か、グーパンチか……。
そんなことを考えていたら、少しづつ
冷静になってきて、そんなことをしても、
気持ちは晴れないし、私から先に手を出す事に
得することは無いな。むしろ、あんなヤツの
ために、私が何かをしても、かえって
後悔するかも、そんなの嫌!
…………………、…、……、…、…………。
結局、起こした行動は、『ただ、歩き過ぎる』
目は、合わせず、無視。怒りを、抑えながら。
したくなかった。そんなこと。でも、
それが、精一杯だった。
情けなかった。
怒りで、誰かを無視するなんて………。
そんな事をするために、生きてきた訳じゃない。
ムコウは、私に気がついたような感じ
だったけど、いっさい見なかった記憶があります。
嫌な、思い出です。
続くのですm(_ _)m