打ち間違いではありません、今回のタイトルは
ghoti
です。いったいこの単語は何なの? という話ですが、
これは英単語ではありません。
この言葉の発音は
fish
と同じ発音だという話です。なぜこれが Fish という発音になるのか
ということですが、この話はある予備校講師の方から聞いた内容です。
いかに、英語の発音が、文字そのものの発音を無視しているかという
ことの例えとしてこの話をしてくれました。
ghoti を分解すると、gh o ti になりますね。
この三つの部分が、英単語の中でどのように使用されているかというと、
laugh
などで gh は、f の発音とほぼ同じ音で使用されています。
次に、o ですが、
woman
では、 o が i と似た発音で使用されています。
最後に、ti ですが、
national, regulation, action
などの単語で ti は、sh とほぼ同じではないですが、
近い音で使われています。
そのようなことから、英語の発音から考えると、
ghoti が fish と発音できますよという話です。厳密にいえば
同じ発音ではないかもしれないですが、あまりこの発音に関しては、
厳しい突込みはなしで考えてみてください。
英語は当然イギリスの歴史に深くかかわりますが、簡単に言えば英国
の先住民ケルト人の言葉と、フランス語、ラテン語、ドイツ語が
混じった言語と言えます。
ですから、必ずしも統一された発音法則と言い難いところが
あるということです。
あまり英会話に関係する話ではないかもしれないですが、
時にはこうした英語にまつわる歴史の話もおもしろいので、
今回は英語の発音のいい加減さについて考えてみました。