シュリーマンという名を聞いたことがあるでしょうか？
歴史が好きな人なら、一度は耳にしたことがる名だと思います。
シュリーマンはトロイの遺跡を発見したとして知られている人物です。トロイの木馬で
知られるトロイです。
彼の遺跡発見についてはいろいろなことが言われているようですが、彼が遺跡発見に
多大な貢献をしたことは間違いないです。
彼は、幼いころに父から読み聞かされたトロイ戦争の話、子供用の物語につくられたもの
だと思いますが、この物語に強く心を動かされます。
父に、トロイ戦争の話は創作だと言われますが、シュリーマンはこの話は実際に起こった
史実だと信じ将来必ず遺跡を発掘すると決意します。
シュリーマンはその後いろいろと苦労をしますが、15か国語をマスターし、そのスキルをもって
貿易商として活躍し、巨万の富を得ます。
そして、私財を投じて最終的にトロイの遺跡を発見します。
彼の熱意と、実行力には脱帽ですが、彼の言語学習法もこれまたすごいものです。
シュリーマンの外国語習得法
シュリーマンの学習法は、6つの方法から成り立っています。
1. 音読を繰り返す
2．翻訳はしない
3．毎日、最低1時間勉強時間をとる
4．関心のあることについての文を書く
5．書いた文章を、教師に直してもらう
6. 教師に直してもらった文を暗記する
これらの、いくつかはちょっと実行が困難なものもありますが、おおむね英語を学ぶときに
役立つものが多いです。
まず１の、音読を繰り返すですが、英会話を学ぼうとするならこれはとても大事です。言葉は
声に出さないと使用できないので、英語での音読は最重要項目の一つです。
次の翻訳はしないというのは、少し初心者には難易度が高いので、最初は気にしなくても
いいかと思います。
毎日、1時間勉強するというのも、人によって一日のうちで使える時間が異なるので、
出来る人はやったらいいかな。
４，５，６、の文章を書いて暗記するのはとても重要です。文章を書くのは理想的ですが
それ以外にも、簡潔な英語の例文を暗記することはとても役に立ちます。
理想的には、英語が話せる教師の指導の下で例文を音読し、暗記、そしてそれを会話に
使用するのが最善の方法です。
シュリーマンは、19世紀後半に生きた人物ですが、彼の学習法は現代でも十分活用できる
ものです。
私自身も、シュリーマンの方法をまねて英語の短文暗記をしてかなり英語が上達しました。
英会話を学びたい人は、彼の方法を利用するのもいいかと思います。