(新)春改編を読む~久しぶりの・・・
春の番組改編を斬る!では駆け足で各局別の新番組をカタログ的に紹介しましたが、今回からは当局が特に気になった編成を語ります。
今回はNHK総合で(月)~(金)ベルトで午後1時5分から1時27分迄放送の
「連続クイズ ホールドオン!」
今時大変珍しい視聴者参加型クイズ番組です。まさに"原点回帰"なクイズ番組かと。
かつて視聴者参加型のクイズ番組は隆盛を極めていました。「ベルトクイズQ&Q」(TBS系/'69~'80年)、「クイズグランプリ」(フジ系/'70~'80年)、「三枝の国盗りゲーム」(ABC系/'77~'86年)、「ぴったしカン・カン」(TBS系/'75~'86年)、「クイズ100人に聞きました」(TBS系/'79~'92年)、「クイズ天国と地獄」(TBS系/'82~'85年)、「アップダウンクイズ」(MBS系/'63~'85年)、「ザ・チャンス!」(TBS系/'79~'86年)、「クイズタイムショック」(テレビ朝日系/'69~'86年)ほか・・・。
しかし大半は'80年代の"軽チャー路線"に太刀打ち出来ず軒並み終了へと追い込まれてしまいました。
素人特有の純粋な庶民性よりも、いわゆる"さんま・たけし・タモリ"に代表されるお笑い御三家による完成度の高い軽いノリのお笑いを世の中が欲するようになり、視聴者参加型のクイズ番組は淘汰されていきました。それは素人いじりの帝王と謳われた欽ちゃんの失脚とも重なります・・・(泣)
クイズ番組そのものは無くなった訳ではありませんが、'80年代以降短い時間でテンポよくクイズのみ出題される演出よりも、タップリと1時間費やして司会者と解答者とのスタジオトークに軸足を置いたクイズ番組ばかりとなってしまいました。
また'80年代は、いわゆる"バブル経済"全盛期だった為潤沢に海外ロケを敢行したクイズ番組も続出。国民の海外旅行熱の高まりも手伝い「なるほど!ザ・ワールド」(フジ系)や「世界まるごとHOWマッチ」(MBS系)等が軒並み高視聴率をマークするようになりました。
こうなると質素な視聴者参加型クイズ番組は淘汰されて当たり前。「パネルクイズアタック25」(ABC系)を残して他は皆終了へ追い込まれてしまいました。
それでも今世紀に入ると主に特番扱いで"クイズ王"が持ち前の頭脳を駆使する視聴者参加型クイズ番組が復活しだしましたが、凝り固まった"クイズヲタク"がズバズバとクイズに答えていくのは違う世界の人と言いますか、敷居が高いと感じました。
かといって芸能人がダラダラとクイズ番組に出てトークを展開するのもどうかと?(珍回答が続出した「クイズ☆タレント名鑑」は別ですが)どれとは言いませんが、クイズ番組でアイドル歌手ユニットまで派生させるのは度が過ぎていたと感じるのは当局だけでしょうか?一昔前だと「霊感ヤマカン第六感」(ABC系/'74~'84年)にオープニングテーマ曲が流れただけでも、かなりの衝撃を受けたものでしたが・・・。
タレントがわざとおバカ回答を展開するのにもウンザリさせられたものでした・・・。(もっともそういったクイズ番組はハナから観ませんが)
そんな中始まった「ホールドオン!」は、待ちわびたシンプルな視聴者参加型番組かと?放送時間がチト苦しいですが(泣)テレビの主役は視聴者だ・・・という原点を思い起こさせてくれる番組ではないでしょうか?
こういった視聴者目線の番組を民放局でも制作して欲しいものですが・・・。
今回はNHK総合で(月)~(金)ベルトで午後1時5分から1時27分迄放送の
「連続クイズ ホールドオン!」
今時大変珍しい視聴者参加型クイズ番組です。まさに"原点回帰"なクイズ番組かと。
かつて視聴者参加型のクイズ番組は隆盛を極めていました。「ベルトクイズQ&Q」(TBS系/'69~'80年)、「クイズグランプリ」(フジ系/'70~'80年)、「三枝の国盗りゲーム」(ABC系/'77~'86年)、「ぴったしカン・カン」(TBS系/'75~'86年)、「クイズ100人に聞きました」(TBS系/'79~'92年)、「クイズ天国と地獄」(TBS系/'82~'85年)、「アップダウンクイズ」(MBS系/'63~'85年)、「ザ・チャンス!」(TBS系/'79~'86年)、「クイズタイムショック」(テレビ朝日系/'69~'86年)ほか・・・。
しかし大半は'80年代の"軽チャー路線"に太刀打ち出来ず軒並み終了へと追い込まれてしまいました。
素人特有の純粋な庶民性よりも、いわゆる"さんま・たけし・タモリ"に代表されるお笑い御三家による完成度の高い軽いノリのお笑いを世の中が欲するようになり、視聴者参加型のクイズ番組は淘汰されていきました。それは素人いじりの帝王と謳われた欽ちゃんの失脚とも重なります・・・(泣)
クイズ番組そのものは無くなった訳ではありませんが、'80年代以降短い時間でテンポよくクイズのみ出題される演出よりも、タップリと1時間費やして司会者と解答者とのスタジオトークに軸足を置いたクイズ番組ばかりとなってしまいました。
また'80年代は、いわゆる"バブル経済"全盛期だった為潤沢に海外ロケを敢行したクイズ番組も続出。国民の海外旅行熱の高まりも手伝い「なるほど!ザ・ワールド」(フジ系)や「世界まるごとHOWマッチ」(MBS系)等が軒並み高視聴率をマークするようになりました。
こうなると質素な視聴者参加型クイズ番組は淘汰されて当たり前。「パネルクイズアタック25」(ABC系)を残して他は皆終了へ追い込まれてしまいました。
それでも今世紀に入ると主に特番扱いで"クイズ王"が持ち前の頭脳を駆使する視聴者参加型クイズ番組が復活しだしましたが、凝り固まった"クイズヲタク"がズバズバとクイズに答えていくのは違う世界の人と言いますか、敷居が高いと感じました。
かといって芸能人がダラダラとクイズ番組に出てトークを展開するのもどうかと?(珍回答が続出した「クイズ☆タレント名鑑」は別ですが)どれとは言いませんが、クイズ番組でアイドル歌手ユニットまで派生させるのは度が過ぎていたと感じるのは当局だけでしょうか?一昔前だと「霊感ヤマカン第六感」(ABC系/'74~'84年)にオープニングテーマ曲が流れただけでも、かなりの衝撃を受けたものでしたが・・・。
タレントがわざとおバカ回答を展開するのにもウンザリさせられたものでした・・・。(もっともそういったクイズ番組はハナから観ませんが)
そんな中始まった「ホールドオン!」は、待ちわびたシンプルな視聴者参加型番組かと?放送時間がチト苦しいですが(泣)テレビの主役は視聴者だ・・・という原点を思い起こさせてくれる番組ではないでしょうか?
こういった視聴者目線の番組を民放局でも制作して欲しいものですが・・・。