仁義なき戦い 頂上作戦 (十六)広島対神戸 | 俺の命はウルトラ・アイ

仁義なき戦い 頂上作戦 (十六)広島対神戸

『仁義なき戦い 頂上作戦』

映画 101分  カラー

昭和四十九年(1974年)一月十五日公開

製作国  日本

製作    東映京都

 

企画   日下部五朗

手記   美能幸三

原作   飯干晃一

脚本   笠原和夫

 

撮影   吉田貞次

照明   中山治雄

録音   溝口正義

美術   井川徳道

音楽   津島利章

編集   宮本信太郎

 

助監督    土橋亨

記録     田中美佐江

装置     近藤幸一

装飾     松浪邦四郎

美粧結髪  東和美粧

スチール  中山健司

演技事務  上田義一

衣装     松本俊和

擬斗     上野隆三

進行主任  伊藤彰将

協力     京都八瀬かまぶろ温泉


 

出演

 

梅宮辰夫(岩井信一)

 

 

三上真一郎(川田英光)

小倉一郎(野崎弘)

 

 

荒木雅子(野崎の母)

室田日出男(早川英雄)

荒木雅子(野崎の母)

高並功(古賀貞松)

酒井哲(ナレーター)


 

岩尾正隆(吉倉周三)

高月忠(本田志郎)

平和勝司(上原亮一)

福本清三(山崎恒彦)

小峰一夫(沖山昭平)

山田良樹(刑事B)

松田賢一(野崎の弟)

広瀬登美子(野崎の妹)

大井理江子(野崎の妹)

森源太郎(刑事A)

 

 

松方弘樹(藤田正一)


 

小林旭(武田明)

 

 

監督 深作欣二

 

☆☆☆

美能幸三はノークレジット

 画像・台詞出典 『仁義なき戦い 頂上作戦』DVD

 笠原和夫著

 『仁義なき戦い 仁義なき戦い 広島死闘篇

 代理戦争 頂上作戦』(幻冬舎アウトロー文庫版

 

 台詞の引用・シークエンスの考察は、研究・

 学習の為です。引用の際一部伏字を用います。
 東映様・幻冬舎様にはおかれましては、ご理解・

ご寛恕を賜りますようお願い申し上げます。

 ☆

 平成十年(1998年)八月十六日新世界東映

 平成十二年(2000年)十一月四日十三東映

 にて鑑賞

 ☆

 粗筋紹介においてドラマの核心に言及します。

未見の方はご注意下さい

 ☆

  山守の逮捕を知った岩井は直ちに広島に乗り込み

岡島死後の義西会を支援し、対山守・武田への陣営を

再建した。一方武田はかつての宿敵大友連合会を始め

群小のやくざ集団に呼びかけて広島やくざの大同団結

を主張した。 

  こうして明石組傘下の義西会・広能組対神和会系の

山守組・武田組の対立は激化した。

 

  義西会事務所では武田・早川・吉倉らと岩井・藤田ら

が代紋の掲示を巡って激しく対立した。

 

   武田「広島には広島極道の性根っちゅうもんがある

       んじゃ。儂等も神戸の神和会から代紋飾らせ

       てくれいいうて云いよるんを蹴っとるんじゃ。あ

       んたが此処に居るんは構わんが、明石組の

       看板だけは即刻降ろしてくれい。」

 

   岩井「ちょっと待たんかい。わしゃ、明石組の若いも

      んやで。儂が居る所に本家の暖簾を下げて何

      が悪いんや?」

 

   武田「じゃったら、今直ぐ義西会と手を切るいうて宣

       言してくれ!これ等と組んで事務所開くな言

       うなァ儂等広島のもんに対する内政干渉で!」

 

  岩井「岡島の落とし前はどうつけてくれるんや?」

 

  早川「戦争じゃけん!トルトラレルは当たり前じゃ!」

 

  藤田「じゃったら我も的にかけちゃけるけん!」

 

  吉倉「おお!買うちゃるけん」

 

 武田は激昂する両陣営を制止し、岩井に看板問題を

確認する。

 

  武田「今のそっちの言葉は本家の答えとして受け

      取ってええんか?」

 

  岩井「わいは明石組の岩井や!」

 

  武田「よう分かったけん!云うといたるがの、広島

      極道は芋かもしれんが旅の風下に立った事

      はいっぺんも無いんで。神戸のもん言うたら

      猫の子一匹通さんけ!よう覚えとけや!」

 

  岩井「おんどれらこそ吐いた唾飲まんとけよ。

      分かったらはよ、いね」       

 

 武田は岩井の通告をじっと聞く。両陣営の対立は決定的

なものとなり、交渉は決裂した。

  駅のホームで武田は部下の山崎・古賀・伊村と作戦を協議

する。

 

   武田「明石組長だけは傷つけなや。後は何処でも構わん。

       ぶっぱなしちゃれ」

 

 神戸明石辰男組長邸の前で山崎と古賀は電力会社の作業員

に扮して邸内にダイナマイトを投げて爆発させる。

 

   テロップ 昭38.10.9 明石組長邸爆破事件

 

  ナレーター「襲撃を受けた明石組は神和会の仕業と誤解し

         即座に報復を加えた」

 

 テロップ  同日夜神和会事務所襲撃事件

 

   ナレーター「事件はその日のうちに飛び火し岩井組と

          武田組の間で早くも銃撃戦の火蓋が切って

          落とされた」

 

  テロップ 同日夜 武田組乱射事件  

 

 武田は銃撃で散乱した事務所のガラスを部下達に片付け

るように指示する。

 

 白昼吉倉組長は襲われ殺害される。

 

 昭38.10.21 吉倉組長襲撃事件

 

 昭38.10.22 早川組長襲撃事件

 

  川田組事務所では川田がゴルフの練習をしている。藤

田が病の身で督戦の為に来ているが、川田の態度は冷た

い。

 

   藤田「岩井さんが立ってくれとるんじゃけん。のう、旅

       の連中にまかせて地元の儂等がすくんどったら

       先々頭が上がらんじゃない。儂等も立つけん。

       あんたの方から兵隊出してつかいや。」

 

   川田「儂に言うても筋違いで。わしゃ打本さんの舎弟

       なんじゃけん。打本の兄貴が腰上げんのに勝

       手に喧嘩は出来やせんよ。」

 

   藤田「あんたの立場も分かるが、親父もあんたを当て

       にそとったけん、胴を貸しとったんじゃない。他

       人じゃないんじゃけん。」

 

   川田「銭の話は止めてくれ。確かに岡島さんには借

       りがあるが、儂等のほうでも埋め合わせに毎

       月かすりをそっちに納めとるじゃない。」

 

 藤田の舎弟沖山が銭を払えば義理が返せると思うとるん

ですかと詰問し、川田は怒鳴りつけ、そっちから口をきいと

るんじゃろと叱る。藤田は沖山を制し、川田にあんたが立

てば打本さんはきっと立つと予測する。

 

   藤田「親父が浮かばれるも浮かばれんもあんたの

      腹一つなんじゃけん。儂を男にしてつかあさ

      い。」

 

 藤田が激しくせきこみ喀血し、ゴルフクラブにかかり

そうになったので川田はクラブをよける。

 

  川田「儂から打本の兄貴に打診してみるけん。心配

      しなんなや。」

 

 車の後部座席に倒れこむように入った藤田は咳き込

み血を流す。沖山は懸命に介抱する。

 

  藤田「川田の返事があるまで抜け駆けはすなや。」

 

 沖山は、あんなもん相手にせんで儂らだけでやります

けんと語るが藤田は川田が癖のある男で敵に回すとこ

んな等が難儀するし儂は先が長うないと自身の死期を

感じる。

 

 夜。藤田は横たわりながら仲間達と爆弾製法を研究

している。野崎は熱心に解説書を読む。電話がかかって

きて野崎は自分宛に川田の親父から電話ですけんと

咳き込む藤谷許可をもらい出る。

 

 川田は食堂で仲間達とナイターを見て、今日のかた

もり(胴元の負担分)はこっちのもんじゃと喜ぶ。野崎

弘が入店する。

 

   川田「おう弘。わりゃ義西会の藤田を手伝っちょ

       るげじゃの。ええ加減手引けや。」

 

   野崎「はあ、じゃけん、藤田さんには義理があり

       ますけん。」       

 

 川田はどがな義理かと問い返し風上に立ってるように

しおる義西会にシマは荒らされ、スタンドも義西会のバ

ッチでいっぱいじゃと嘆く。

  

   野崎「そう云われても、戦争になったら義西会につ

       かにゃならんですけん。」

 

   川田「誰がよ?」

 

 野崎は驚き、川田はどっちにもつかんと立場を表明す

る。

 

   川田「何が悲しゅうて義西会すけにゃならんの?

       喧嘩したいもんにはやらしとけ。儂等にとっ

       て大事なのはよ、このシマをどう守るかじゃ。」

      

 

 川田は座る野崎の背後から首に手をまわして、「こんな

が殺ってくれると助かるんじゃがの?」と囁く。野崎は兄

のように慕っている藤田を殺せと言われて思わず泣きそ

うになる。

 

    川田「義西会の二代目継ぐんはあの藤田じゃ。あれ

        さえおらにゃ義西会も馬の糞とおんなじじゃ。」

 

 野崎は苦悩する。川田は札束を見せて、これだけのぶん

が、義西会にかすりで持っていかれるが、藤田がおらにゃ、

こんなにゆくぶんじゃと誘惑する。しかし、野崎にとって藤

田は恩師のような存在だ。

 

   川田「付き合いもあるけん、やれんいうんなら仕方が

      ないが、のう、弘、こんなもここらで男にならにゃ

      あ、もう舞台は回ってこんぞ。」

 

 野崎の実家は通称原爆スラムの一部屋の家だ。壊れた

白黒テレビを幼い弟妹が見ている。母親は顔にケロイド

の傷があり、新聞紙の束を片付けている。弘は寝転がっ

てじっと考え込んでいる。テレビの音がやかましいし消す

ようにと母が注意するが弟妹は消さず、母は叱り、弟妹

は泣き出す。

 

   野崎の母「弘!仕事もせんとフラフラして!」

 

 弘は弟妹に「飯喰え。さらのテレビ買うちゃるけんと

確約し、母に「大きな事ばっかり言うて」と叱られる。

 

 深夜の藤田家で藤田は井戸端で顔を洗おうとする。

人影を感じ見れば弘だ。

 

  藤田「誰なら?弘。なんなら今頃?」

 

 野崎弘は静かに銃口を向ける。藤田は恐怖で震え、

何とか野崎を止めようとするが恐怖で言葉がでない。

野崎は銃弾を発射し、藤田は大量出血して絶命する。

 

 

  テロップ 

  昭38.10.28 義西会幹部 藤田正一死亡

 

 原爆スラムと呼ばれている野崎家に刑事・警官が

押し寄せ、野崎の母を問い詰める。

 

 

   野崎の母「弘が何かしたんですか?」

 

 

   警官「殺人罪じゃ!」

 

 弘は夜の下水溝を必死に渡るが追ってきた警察に

包囲され捕らえられる

 

   テロップ 川田組 野崎弘 懲役20年

 

  ☆乱戦の果てに☆

 

 岩井信一・藤田正一と武田明・早川英雄の激突は、

凄みがある。特に梅宮辰夫の岩井と小林旭の武田

が激論を交わすところは、迫力がある。

 岩井は明石組の威信にかけて組の看板を掲げる。

武田は広島極道は旅の風下には立たんという誇りを

賭けている。辰っちゃんと旭はん、東映・日活の二大

スタアがこれまで映画会社の看板を背負ってきた歩

みと呼応するようだ。役とスタアの道がこのシーンに

呼応しているようにも感じられる。

 

   深作 第四部の後半、武田と打本がおたがいに

       能天気に山守に振り回されながら、電話

       をかけっこして、さらに広能も巻き込まれ

       て、というあたりがいちばん面白いんです

       よ。

 

   -  それから広能が捕まって、以後主役は小林

       旭になる。

 

   深作 そして、いままでケツをかいていた梅宮が

        むこうがわに立つわけだけれどれ、あか

       らさまな抗争にはなりようがない。でもこの

       二人の対決は良かったですな。

   (『映画監督 深作欣二』284頁

     平成十五年(2003年)七月十五日発行 

     ワイズ出版 聞き手は山根貞男)

 

  深作欣二は梅宮辰夫・小林旭の対決を絶賛してい

る。『仁義なき戦い』シリーズはスタアシステムを打ち

破ったと言われているし、それも察するが、それでいて

このシーンのように、小林旭と梅宮辰夫がスタアとス

タアの貫禄を賭けて激突するシーンの凄みはたまらない

し、ファンにとっては有難い機会である。名優対名優の

激突があってこそ、ドラマが盛り上がることことを教えて

くれる。

 

 室田日出男は、早川英雄の名台詞「戦争じゃけん、ト

ルトラレルは当たり前じゃ」と豪快に決める。この台詞は

リアリストで戦争を静かに見つめる笠原和夫の観察とも

呼応しているとも思われる。

 

  「広島極道は芋かもしれんが旅の風下に立ったこと

はいっぺんもないんで」「お前らも吐いた唾飲まんとけよ。

分かったらはよ、いね」の名台詞は、小林旭・梅宮辰夫の

存在感の重みによってこそ語られることが成り立つと言え

よう。

 

 駅での爆破指示で武田は明石辰男組長だけは襲うな

と注意し、そ例外なら派手にぶちこんじゃれと背中を押す。

福本清三の無言の凄みは鋭い。明石組長邸爆破事件で

は、『仁義なき戦い 代理戦争』の字幕同様「明石辰男」

である。ここで明石辰男組長邸を爆破する事件の大きさ

は組長の不在で一層強く観客の心に訴えてくる。

 神和会・武田組事務所のガラスが銃撃で割られるシーン

に深作欣二のアクション演出が光る。

 「はよ片付けい」と指示する武田の貫禄も重い。吉倉組

長暗殺シーンは岩尾正隆の命がけのアクションに驚嘆す

る。本当に回転してやられの演技を体当たりで演じ勤め

ている。

 

 藤田は川田に懸命に協力・決起を頼むが、金の問題

に執着している川田は逃げる。血を吐きながら殺された

親分の報復をしたいと願う藤田を、松方弘樹が熱演す

る。三上真一郎の冷酷演技も鋭い。六年一日前公開

の同じ笠原和夫脚本の『博奕打ち 総長賭博』では純

真一途な青年やくざ小林音吉を演じきっている。六年

の歳月は東映映画に大きな変化を齎していることが察

せられる。藤田の血が大切なゴルフクラブにかかりそう

になってクラブをよけるところは怖い。

 

 藤田暗殺のドラマには、若者の悲しみがあり、野崎が

何故裏切ってしまったかについて、笠原和夫は生活苦

の動機を見る。

 抗争のやくざたちと言っても、屈強で頑丈な体格で全

身に刺青を彫るという大男達が戦うだけでなく、野崎の

ように繊細で純粋で真面目な青年が戦いに参加した

という事もあったと思われる。 

 恩義ある藤田の為に爆弾を作って協力している野崎

に、親分川田から電話がかかる。川田は藤田を殺って

くれんかと悪魔の囁きを語る。三上真一郎の悪魔的存

在の演技は怖い。

 小倉一郎が純粋な野崎の苦悩を渾身の熱演で見せ

る。大恩ある藤田を殺したくいないという心と大金を得

て家族に楽をさせたいという気持で揺れる。

 

  荒木雅子が『仁義なき戦い 代理戦争』の倉元うめ

に続いて母親役で出演する。今回は原子爆弾を受けて

広島原爆スラムで懸命に働き四人の子供を養う母親

役だ。

 深作欣二は、川田がナイターを見る食堂はカラー

テレビで、弘の実家は壊れた白黒テレビと、経済格差

を鮮やかに見せる。白黒テレビと言っても、二十一世

紀生まれのお若い方がたは勿論のこと、一九七〇年

代生まれの方々にもあんまり分かって頂けないかもし

れない。味のあるテレビでしたと申し上げておこう。

 野崎の家のテレビは、壊れた白黒テレビである。幼

い弟妹達にカラーテレビを見せて、懸命に働く母に

楽をさえてやりたいという思いから、弘は犯行を決意

する。

 

   戦前のフランス映画に、シャルル・スパーク脚

   本、デュヴィヴィエ監督の『我等の仲間』という

   名画があった。若者達の仲間割れのドラマであ

   る。芝居のアヤとしてそれを想起した。『ゴッド

   ファーザー』も『バラキ』も原作・シナリオ共に

   読んだが、参考にはならなかった。どういう訳

   かアメリカ映画というのは日本人向けには消化

   しにくい。地味ではあるがフランス映画の方が

   ネタになりやすい。人間奸計のアヤのつけかた

   が濃密なのである。

   (『昭和の劇』 281-282頁

   「『仁義なき戦い』の三〇〇日」

   平成十四年(2002年)十一月六日発行

   太田出版)

 

 これは笠原和夫が『仁義なき戦い』第一作脚本を書くに

当たって確かめた事柄である。管理人は『ゴッドファーザ

ー』の原作を読み、映画館で作品を鑑賞しDVDも所持し

ているのだが、『我等の仲間』『バラキ』の映画館鑑賞は

まだである。しかし、シャルル・スパークetジュリアン・デ

ュヴィヴィエのコラボレーションの素晴らしさは知っている

つもりである。

 

 地の果てを行く ジャン・ギャバン生誕百十二年

 

 シャルル・スパーク Charles Spaakは1903年5月25日に

誕生し1975年3月4日に71歳で死去した。1930年代フランス

映画黄金時代の名脚本家である。

 

 ジュリアン・デュヴィヴィエ Julien Duvivierはフランスの

映画監督で悲劇の名匠である。1896年10月3日にフランス

フランスノール県に誕生し、1967年10月30日に自動車事故

で71歳で死去した。

 

 スパーク脚本、デュヴィヴィエ監督、ジャン・ギャバン主演

のトリオの名画は日本映画人に絶大な影響を与えた。

 

 仁義と友情でしっかり繋がり合っていたやくざの仲間達

が殺し殺される関係になってしまう。野崎弘が先輩の恩人

藤田正一を金の為に射殺してしまうというドラマは痛ましい。

 笠原和夫が尊敬するシャルル・スパーク、ジュリアン・デ

ュヴィヴィエから学んだことを想像している。

 

 荒木雅子の野崎の母が「弘が何かしたんですか?」と問

い、警官に「殺人罪じゃ」と告げられるシーンに母の悲しみ

が迫る。

 

 下水溝で野崎弘が警察官に逮捕されるシーンは、若者

の悲劇が極まりを見せる。

                   

                           文中敬称略

 

              令和二年(2020年)五月二十五日

                     

                               合掌

 

 

                         南無阿弥陀仏

 

 

                              セブン