戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(八)「気をつけろ」 | 俺の命はウルトラ・アイ

戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(八)「気をつけろ」

『戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河』

映画 トーキー  カラー
昭和四十六年(1971年)六月十二日公開  

製作国     日本

製作      日活株式会社
配給      日活株式会社

 

辻萬長(大塩雷太)

山本学(白永祥)

 

 

ナレーター 鈴木瑞穂

 

監督     山本薩夫

 

原作     五味川純平
脚本     山田信夫

        武田敦

企画     大塚和

        武田靖

        宮古とく子
撮影     姫田真佐久

音楽     佐藤勝

照明     岩木保夫

録音     古山常夫

美術     横尾嘉良

        深民浩

編集     丹治陸夫

☆☆☆

首題  戦争と人間 第二部

尾題  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河

☆☆☆

平成二十七年(2015年)九月七日

シネ・ヌーヴォにて鑑賞

☆☆☆

 台詞の引用・ストーリーの要約・

シーンの考察は、研究・学習の為

です。

 日活様におかれましては、何卒

ご寛恕・ご理解を賜りますようお願

い申し上げます。

 

引用文では台詞通り「支那」の言葉を用います  

 

 『戦争と人間 第二部 愛と哀しみの山河』

(日本映画専門チャンネル放映版)より画像

・台詞を引用させて頂きます。

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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(七)階段を降りる

 

 

 大塩雷太は素早く階段を降りて、伍代の外国人達が働く

作業所を見つめる。

 白永祥は中国共産党省委の仲間と語り合う。

 

    「金日成将軍たちの遊撃隊は?」

 

  仲間は金日成将軍の活動区域を教える。

 

   白は遊撃隊に限定したほうがいいと意見を述べる。

 

  雷太は興奮してガムを吐く。

 

  友人の一人が白に「気をつけろ」と忠告する。

 

  仲間は荷馬車で出発する。

 

  ☆戦時下のレジスタンス☆

  

 白永祥は中国共産党滿洲省委の一人として活動して

いる。伍代の一員として働き、高畠や梅谷邦に熱い友情

を感じている。そのことを確かめつつ、祖国愛の表現と

して中国共産党の活動を秘密裡に行っている。伍代に

ばれると、憲兵隊に連行され、拷問に遭って殺されるか

もしれないという危険性の中にある。

 

  レジスタンス活動は常に危険がつきまとう。

 

 白の台詞に金日成将軍への敬意があり、後の北朝鮮

の独裁を思うと悲しくなる。

 

 香港の民衆弾圧のニュースを聞くと、悲しい。

 

 なぜ、戦前大日本帝国に苦しめられた中華民国の人

々の子孫・後輩である人々の国でもある中華人民共和

国の当局がデモ隊の人々を苦しめるのか?デモ隊へ

の圧迫を止めて欲しい。

 

 『戦争と人間』三部作を見ると、映画において語ら

れる、大日本帝国の圧迫に対する中国人・朝鮮人

の抵抗は、映画内物語に終始せず、現代の世界情

勢にも大きく関連していることが窺える。

 

 執拗に憲法九条改変を画策して、戦争国家再建を

狙う安倍晋三総理大臣の執念も、狂っていると言わ

ざるを得ない。その狂気を褒めちぎって迎合するマス

コミ・大手新聞・大手テレビも異常である。

 

 本作に於いて731部隊の残酷な人体実験のシーンが

あることは過去記事において書いた。731部隊における

人体実験・虐殺の首魁は石井四郎だが、その上司は

岸信介である。

 安倍晋三は自民党草案を基盤とする憲法改変を強行

し、天皇元首・君が代国歌明記・日の丸国旗明記・自衛隊

明記の国を作り、日本を再び戦争する国にしようと画策し

ているが、この執念は祖父岸信介から継承したものであ

る。換言するならば、信介が晋三に託した事柄でもあると

言えよう。

 

 白永祥を熱演した山本学が、安倍晋三の支持者

であるという悲しい事実をしっかりと受け止めたい。

 

 

                             合掌