天拝山の段 白太夫の忠義 | 俺の命はウルトラ・アイ
2014-03-06 05:45:25

天拝山の段 白太夫の忠義

テーマ:人形浄瑠璃  文楽

 『菅原伝授手習鑑』「天拝山の段」は、過去の

記事において述べましたように、菅丞相の怒りを

語ります。


 口から火を放って、時平の陰謀に対して激怒

します。


 その怖さに震えます。


 舞台の動きも早く、スペクタクルにも圧倒されま

す。


 壮大・激烈な段で、「文楽は難しい」と固定観念

を持っている方に是非ご覧頂きたい段であるとも

言えます。


 アクションの凄まじさが印象的ですが、この段の

特徴に白太夫の忠節が語られていることは忘れて

はいけないと思います。


 菅丞相の従者として、主君を守っています。


 『佐太村』において桜丸が切腹しました。


 父白太夫は息子の自責の死の哀しみを受けとめ

て、息子のお詫びの意志を確認し、忠義に生きる

ことを自身の課題にしているとも思うのです。


 白太夫・梅王丸親子の忠誠心の厚さが忘れられ

ません。



 それであるからこそ、丞相は、


 「梅はとび

 桜は枯るる

 世の中に

 何とて松の

 つれなかるらん」


 の歌を詠まれたのではないかとも思うのです。




                         合掌

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