時計の仕組みや使い方についての予備知識編その②です(^-^)

前々回のブログの続きですが、よかったら、読んでやって下さい☆



時計は大きく分けて、電池で動く『クオーツ式』と、ゼンマイで動く『機械式』との二種類があることは、前回で述べた通りです。


今回は『機械式』についてになります。

機械式時計は、内部のゼンマイを巻き上げ、そこからゼンマイが緩もうとする力を利用して、機械部品で規制をかけ、一定の速度にして針の運針と精度を出す機構を備えています。


機械式でも、手でゼンマイを巻き上げる「手巻き」と、自動巻き上げ機構を備えた「自動巻き」の2種類があります。

ちなみに機械式は、電池稼働のクオーツ式とは異なり、電子回路やコイルなどの電子ブロックを有さず、多数の機械部品で稼働しています。


★「手巻き」


リュウズという機能切り換え部分を手で回転させて、動力源であるゼンマイを巻き上げます。

手巻き機構のみの時計は、毎日巻いてあげなければならないものもありますが、それすらもいとおしく感じる愛好者様も多数おられます(^-^)


★「自動巻き」


腕に巻き、人体の動作や腕を振る動作を利用して、時計内部のローターが回転し、自動的にゼンマイを巻き上げていきます。

前述の手巻き機構も組み込まれているものも多く、
ROLEX、OMEGAをはじめ、高級舶来腕時計に多い機構です。



以上、時計と一口に言っても、前回のクオーツ式、今回の機械式などの様に大別され、現在も技術の発達と共に進化を続けています。

しかし、複雑になるほど、メンテナンスに悩まれている方が増えていることも事実です。

ですが、それぞれの時計の特徴や使い方の基礎を知っていれば、いざというときのメンテナンスを必要とするときも、スムーズに時計修理技能士とコミュニケーションを取ることができるでしょう。


お客様のご自身への時計への知識やご愛着が、時計の魅力一層引き立て、寿命も大きく延ばすこともできます。

まずは基礎知識を頭の片隅に入れていただくだけでも有意義ですよ(^-^)/

ぜひ奥深い時計の世界の入り口として、基礎知識にふれてみて下さい!

とても魅力的な世界が広がっていますよ♪

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