ブレないための「二つの目標」とは | スモールビジネスの教室/名古屋のスモールビジネスコンサルタントのブログ

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今の時代、社会から存在を許されない企業は、大手企業といえども生き残ることはできません。

利用者を裏切るようなことをした大手企業が廃業したり、業績を大きく落とした、というニュースも記憶にありますね。

大手企業だけの話ではありません。

社会的な存在意義が無いと、存在を許されない時代

これは地域の中小企業であっても、個人的なビジネスであっても同じです。
私が儲けてベンツに乗りたいので、この商品を買ってください
という理由では、誰も買ってくれないのです。

とはいえ、「世の中に貢献したい」という「想い」だけでビジネスが成立することは難しいのです。

バブル世代までは「個人的欲望や達成感」、今の時代(特に東日本大震災以降)は「想い」が優先されてきたような感があります。

高々と思いを掲げているものの、ビジネスでは苦戦している、という人が多いのも事実です。

こうした方々に、売り上げなどの具体的数値目標の設定をオススメすると
想いをわかってくれる人だけが買ってくれればいいので、売り上げ目標などは持ちたくない。売上のために自分の思いを犠牲にしたくない

というご意見を聞くことがあります。

ここにはある誤解が含まれています。

売上げなどの「数値目標」と、「想い」は、どちらかを優先すればもう一方は成り立たなくなる、といったような二律背反(トレードオフ)の関係ではないのです。

大手企業から中小企業に至るまで、今の時代の経営は、このふたつをいかに両立させるかが課題と言えるほどです。



「数値目標」などの「自分のための目標」だけでは、社会的に消費者からの支持を得ることができません。

いっぽうで「想い」だけでは、そもそも自社(自分)自身が経済的に成り立つことさえできなくなってしまうのです。

「いい車に乗りたい」
「あの人のように豪奢に振る舞いたい」

というようなギラギラした個人的欲望があってもよいのです。

「私らしく」
「ありのままの自分でふんわり」

といった、「自分がどうありたいか」でもよいのです。

ただ、それによって自分はどのようにして社会から認められていくのか、という「存在意義」がないと、人は「あなたが儲けたいからやってるんでしょ?」という見かたしかしてもらえないのです。

「誰かのために」がモチベーションを持続させる

一方で、ギラギラした欲望をベースにした人や、「ふんわり」と自己実現をベースにした人が、途中で「折れてしまう」ことがあります。

これは目標が個人的であればあるほど「自分さえ諦めればよい」という心理的な構造になりやすいため、挫折しやすいのです。

「誰かのために」という社会的責任があったほうが、人は高い理想を保ち続け、イヤなことがあっても踏ん張ることができ、ヤル気が持続しやすい、ということなのです。

私的な利益の追求と、それを糧にした社会貢献

という方向性でもイイですし、その逆に

社会に役立ちたいがための営利的な事業展開

という、どちらが先でも構いません。

この二つが両立している方が、折れにくい、ブレにくい方針を固めやすく、目標にも近づきやすいのです。


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