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以前、デザインスクールでデザインの講師をしていた頃、一部の生徒さんにはプログラミングも教えていました。

このスクールの生徒さんの多くは「デザイナー志望」です。でもウェブデザイナーさんはプログラムもできたほうが都合がよいので、そういったカリキュラムが組まれていたわけです。

実際にデザイナー志望の生徒さんにプログラミングを教え始めると、最初はなかなかみんなコツが飲み込めずに苦労していました。

仕事のやり方によって脳の使い方が違う

これは「デザイン制作の脳の使い方」と「プログラミングの脳の使い方」が違うからです。

デザインを作る脳の使い方でプログラムを作ろうとすると、うまくいきません。

デザインの世界では(人によりますが)アイデアをたくさん出して、最初は粗削りなモノから徐々に細かい部分を整えていく、という方法がよく採用されます。

一方でプログラミングの世界では(コレも人や方針に寄りますが)一般的に「設計」が大事で、最初に頭の中で「ほぼ完成」している状態を作ってから制作という作業に入ります。

つまり、プログラムは「行き当たりばったり」では完成しないのです。
(もし完成したとしても、とても質の悪いものができあがります)

新しいモードを装備せよ

たとえば、試験勉強などの学校での「正解」がある勉強と、ビジネスの世界での
「妥当な解がいくつかあるかもしれない」
という勉強は大きく違います。

これも「使う脳」が違うと言えます。

ビジネスの場で、学校での勉強のように「どれが正解なのか?」という捉え方をしていると、なかなか成果が出ないのです。

ワシはいろんな業界を経験してきたので、ひょっとしたら「モード」がたくさんあるのかもしれないな、と思いました。

苦手だったことを理解するには、今までと違うモードが必要

そして先日「新たなモード」を装備したような感覚がありました。

われ推(おも)う、ゆえにわれ在(あ)り

(私がこのように考えていると言うことは、すくなくとも私はこの世に存在する)

というコトバで有名な、この本。


【方法序説/デカルト著】

哲学書の中では読みやすいほうだと言われています。

何度か挑戦していましたが、そのたびに挫折していました。

それが今回、読めているのです。

「モード」を切り替えてみたからです。

ビジネス書や娯楽本はサラッと読みます。

小説は、じっくり読みます。

ワシはそのふたつしか知りませんでした。

今回、
「さらに時間をかけて、一行一行を理解できるまで繰り返し読む」
という、ちょっと気が遠くなるような読み方をしてみたのです。

すると、350年前のフランスという、時間的にも空間的にも遠く離れた人の声が、聞こえ始めたのです。

あらたなモードの発見です。

新しいモードの発見って、けっこうエキサイティングです。

あなたも、どうしても理解できないことや、苦手なことがあったら

「理解する手順が根本的に違うのかもしれない」

「これまでの自分とは違ったやり方でマスターするのかもしれない」

という気持ちで取り組んでみてはどうでしょうか。


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