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ウチの近くに「明楽時運」(あらじん)という、ちょっと雰囲気のある喫茶店があります。

基本的にはテーブルと椅子なのですが、全体が和風/茶室風で、明治時代の洋館、といった趣です。



ここのカウンタには、柄や形の違うカップがズラリと並んでいて、一つとして同じカップはありません。

珈琲を注文すると、同じコーヒーを頼んでも、ひとりひとりに違うカップで運ばれてくるのです。

それだけでも楽しい趣だと思いませんか。
でも、さらに気が利いている点があるのです。

このお店を利用しているお客さんの中にも、気づいていない人が多いと思います。

ひとりひとりの手元に運ばれてくるカップの色合いは、そのお客さんが身につけている服装や持ち物の色に合わせてあるのです。

たとえば、紺色のスーツを身につけている人には紺色の模様が入っているカップ。ピンクのセーターを着ている人には、配色にピンクが使われているカップ、というカンジです。


【このカップの時、ワシはネイビーのTシャツにグレーのパーカという姿でした】

もちろん、厳密にコーディネートしてあるわけではないのですが、ちょっとしたことに気を配っているんですね。

わざわざ「あなたの服装に合わせたカップでお持ちします」とアピールしているわけではありません。

だから、気づいていないお客さんも、大勢いるはずです。

でも、その中で気づいた人は、「気づいたこと」がウレシいんです。
あれ!このカップ、ひょっとしたら、みんなの服装に合わせてあるんじゃない?


形や色が違うカップをわざわざ揃えるよりも、企画もののカップで統一したほうが、お店としては楽なはずです。

おそらく100以上あるカップの中から、お客さんに合わせたカップを選ぶのも、面倒なことでしょうね。

それを、わざわざやっているのです。

だからお客さんはウレシイのです。

面倒なことがプレミアム感を生む

高級なお店などに行くと、「ちょっとした気遣い」に感激することってありませんか?

先日泊まった「小さな宿」では、その日たまたま宿泊客がワシひとりだったんです。

ふだん朝食は個室に運ばれてくるらしいのですが、「海が見える共有スペース」に、わざわざワシのために朝食のご膳を用意してくださいました。



「今日はおひとりでゆっくり海をご覧いただけますから、よかったらこちらでお召し上がりになりますか」

と声をかけてくださったんです。



感激しますよね?

「わざわざ」やってくださったことに対して。

効率的なことは、他との違いを生み出しにくい

ワシがお世話になった方やお客さんにお送りしているニュースレター「ワシ通信」。



メルマガで事足りるのに、どうしてわざわざそんな面倒なことをするの?バカじゃないの?

ってマジで言われたことがあります。

もちろんワシにそう言った人には、今はもうお送りしていませんけどね(笑

そう、これを「うれしい」と思ってくださる方にだけ、ワシはお送りしているつもりなのです。

「面倒なモノが来た」と、ほかの量販店からのDMと同じようなモノにしか見えない人には、お送りしていないつもりなんです。

メルマガに比べると、とても手間がかかります。
お金もかかります。

でも、さきほどの

「ひとりひとりに違うカップが配られてくる喫茶店」
「ひとりのために朝食の席を用意する旅館」

って「プレミアム」なカンジがありませんか。

自分が大事にされているという実感がありませんか。

ワシのニュースレターでそのように感じてくださったら、お送りしている側としては、とてもうれしいです。

わざわざ手間とお金をかけて人から嫌われていたら意味がありませんものね。
だから「喜んでくれる人にだけ」お送りしているのです。

そんなワシの「狙い」をわかってくれる人がいらっしゃいました。



月刊「商業界」に「ワシ通信」のことが載っています。

「拡散のしかたが、いかにも”今風”である」

として、記事として取り上げてくださいました。

よかったら書店で見てみてね~。
ついでに買ってね~(笑


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