有田町の窯元「幸楽(こうらく)窯」さんを、訪問しました。
幸楽窯(徳永陶磁器株式会社)は、1865年開窯の老舗窯元であり、
現在の工場は、解体した小学校の廃材をリユースして工場を建築し、広い敷地に並ぶ作業場は不思議な空間をつくっています。
作業場では、現代感覚による古伊万里様式を取り入れた家庭用食器から、割烹食器(業務用食器洗い)まで、様々な磁器を作られています。

驚いたのは、製造の社外分業が進んでいる有田焼のなかで、
デザインから原型・鋳込み石膏型製作・生地作り、鋳込みから素焼窯・絵付・本窯・赤絵窯まで全行程を一貫生産されています。
「トレジャーハンティング」にも、びっくり!!
倉庫内の焼きもの中のから、自分なりの器の価値を見つける宝探しです。
バスケットと軍手を持って、倉庫内のたくさん器の中から気に入りの器を探します。
制限時間は最大で90分で、5千円と1万円の2つのコースがあり、
バスケットの上部をはみ出さない程度まで器は入れ放題となります。
また、工場ツアー(一人¥800要予約)もあります。

幸楽窯の広い敷地内には、宿泊施設として、「HAPPY LUCKY GUEST HOUSE」と、キャンピングカー(レンタル)1台と、キャピングカーをとめられるRVパーク1台分があります。
「HAPPY LUCKY GUEST HOUSE」は、
幸楽窯の元・女子寮だった建物をリノベーションしたゲストハウスです。
部屋が4部屋。セミダブルの部屋が1室、2段ベッドの部屋が3室。
宿泊・滞在しながら、施設内の様々な設備を使い、時に技術者の指導を仰ぎじっくり作陶できるプログラムもあります。
幸楽窯は、一点物の作品ではなく、工業製品として生産していますので、
体験者の一点物の作品から、商品としての陶磁器を製作したいという要望にも対応が出来ることに、またビックリです。
世界各地からのお客様が長期滞在され、作陶活動をされているそうです。
今回の目的は、車泊、モビホのキャンビングカーに泊まりました。
モビホの宿泊体験については、また書きます。