昨日同様昼近くになり、青空が広がり始めました。
違うのは、太陽撮影後に曇ることなく、むしろ薄雲も消えていったことです。
それでは、太陽画像の前に3月15日に71flで撮影した「いっかくじゅう座のバラ星雲」からいってみます。
NGC 2237-9, 2246 ばら星雲(いっかくじゅう座 散光星雲) 3月15日21:18 EOSx5i(フィルター除去改造) ISO1600 30秒×7(加算平均) Borg71FL×0.78マルチレデューサー(312mmf4.4) 光害カットフィルター(IDAS LPS-V4)ノータッチガイド ステライメージ7 Microsoftフォトで調整(トリミングあり)
初めて撮影したバラ星雲です。
露出も不足しノイズだらけで、バラの片鱗も感じることはできませんが、おぼろげながらも赤い姿が写っただけで、71flの初試験がメインだったことなどは忘れ、そりゃ嬉しいものです。
宇宙望遠鏡やハイアマチュアの美しい画像を鑑賞するのもよいものですが、稚拙でも自分で写したものに強い感動がありました。
痘痕も靨というやつです。
肝心の星像ですが、カメラはノイズだらけではありますが、光学系は古いながらも自分的には十分なものでした。
次席になりましたが、3月22日、本日の太陽です。
いつもと同様、チャンスを逃さないよう晴れたら速攻の姿勢で撮影しました。
撮影時はシーイングが明らかに悪く、もう少し待って撮影したほうが高空の薄雲も消え、よかったのかもしれません。
シーイングが悪く、寝ぼけた画像ではありますが、活発な太陽活動を楽しむことができました。
3月22日の太陽(Hα光による)2024年3月22日11:31 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/15秒 10mm(35㎜換算46mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台) Microsoft フォトで調整・トリミング
同じ撮影画像の調整バランスを変えた3月22日の太陽
PSTの透過光幅を調整し撮影した「黒点」 2024年3月21日11:30 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/30秒 10mm(35㎜換算46mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台) Microsoft フォトで調整・トリミング
少年期、ハイアマチュアが200mm程度の望遠レンズとトライXフィルムで、メシエ天体を全て記録することにチャレンジされているのに感動を覚え、自分も真似たいと憧れていましたが、晩年にはなりましたが、天体望遠鏡を使用して写せていることに先ずは感謝です。
200mm望遠では、シミ程度にしか映らない銀河系外星雲であっても遠い宇宙からやってくる光を自分で集めて記録する喜びは一入なものですね。
まあ、ネットに公開されている皆様方の素晴らしいい作例・作品には足元にも及びませんが、こんな感じでも自分のレベル・自分の機材で楽しむことができれば、素晴らしい趣味だと改めて思うところです。