ヘッドホン新調で、少し興奮。

連投すいません。。。



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さて、MDR-CD900STで、聴く宇多田ヒカル。


「初恋」


涙もろいおじさんが、必ず泣いてしまうこの曲。

声の震えまで美しく聴こえます。



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さて、宇多田ヒカルさんについては何回か記事にしました


亡きお母様へ捧ぐ歌が、特に素晴らしいと思います。

「真夏の通り雨」「道」「花束を君に」

がその代表でしょうか。


そして、「初恋」も、タイトルだけだと、恋愛の歌と思えますが、ご両親へ捧ぐ歌とのことです。


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「初恋」に、こんな歌詞があります。


「もしもあなたに出会わずにいたら
私はただ生きていたかもしれない。
生まれてきた意味も知らずに」


「もしもあなたに出会わずにいたら

誰かにいつかこんな気持ちに
させられたとは思えない」


生まれてきた意味を初めて知ったこと。

誰かを愛する感情を初めて知ったこと。

両親への思いを、自分の中に掘り下げていって、たどり着いた「初恋」

宇多田ヒカルさんの知性と言語表現力が、この歌を美しいものにしているように思います。


そして、ここで話はちょっと飛びます。

僕が、どハマりしている、「マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜」の話です。


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以下、ネタバレ含む内容を話します。


このドラマにおけるジアンの姿は、宇多田ヒカル「初恋」の歌詞そのものだなと感じ入っています。


「うるさいほどに高鳴る胸が

勝手に走り出す足が今
確かに頬を伝う涙が
私に知らせる これが初恋と」


「追わずにいられるわけがない
正しいのかなんて
本当は誰も知らない」


「こらえても溢れる涙が

私に知らせる これが初恋と」


「もしもあなたに出会わずにいたら

私はただ生きていたかもしれない。
生まれてきた意味も知らずに」


「もしもあなたに出会わずにいたら

誰かにいつかこんな気持ちに
させられたとは思えない」


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不幸な人生の中でも、お天道様に恥じない生き方を愚直に貫くおじさんドンフン。

そんなドンフンの姿に、人間とは何かを見い出し、惹かれていくジアン。

その愛は、異性への愛というよりは、人間愛に思えます。



作者のパク・ヘヨンさんは、音楽の道を歩む宇多田ヒカルさんとは、表現形態は違っても、追い求める境地や、その世界を求道する姿勢は同じような気がします。


百想芸術大賞の脚本賞を獲得した「私の解放日誌」も素晴らしくて、見返ししているところです。


パク・ヘヨンさんにも注目していきたいです。