日本国内での商品流通の仕組み
発売元: 一般的には商品のライセンス(版権等の権利)を所有している会社になります。商品の企画販売をします。許可・認可不要です。
製造元: 商品が製造されるところ(会社)です。化粧品製造には許可が必要となります。輸入された海外製品に、日本語表示ラベルをつけることなども許可されます。ただし、この製造許可があるだけでは販売(市場へ出荷)はできません。
販売元: 小売店へ卸す会社です。化粧品販売には許可が必要です。
※商品の委託販売を受け、名称などに何も手を加えることも無く、自社流通に乗せて販売だけを担当する場合に、製造事業者を「製造販売元」。その代理店的な事業者を「販売元」とする。
※化粧品に関しては、人体に影響する恐れがある事から、製造、または製造販売には許可が必要。
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メルカリなどで、
許可なく以下の販売をすることは違法
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- 許認可のない手作りの化粧品類
- 小分けや詰め替えをした化粧品類
- 製造番号・製造記号(ロットナンバー)や成分表示が、商品本体やその外箱に記載されていないまたは削られている化粧品類
- 個人的に輸入した化粧品類
- その他、上記と同等品と判断されるもの
国内版ダーマヒールHSRの発売元などは?
まずは、Amazonで販売されている国内版ダーマヒールHSRを見て分かる情報は以下です。
⬇︎こちらは楽天市場(hanarey)のもの
時期により、国内版を販売していないことがあります。
販売名: ディーエイチHSR
製造国: 韓国
発売元: Y-LABO TEL: 03-6683-2493 国内正規販売元 、または
製造販売元(化粧品製造認可済みのはず): 株式会社コスメテックス 東京都中央区銀座6-13-16
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「株式会社コスメテックス」について
法人番号 6010001136654
化粧品や美容器具の開発および製造販売を行う会社
本社TEL: 03-6228-4664
※他に国内事業所3箇所(岡山工場を含む)
※ 創業130年以上の、化粧品OEM(受託製造)して有名なメーカー
※取り扱い商品の例: SBC湘南美容クリニック、VT COSMETICS、innisfree(イニスフリー)、CNP LABORATORY、メディヒール、ハクスリー、ドクタージャルト、バニラコなど
海外版ダーマヒールHSRの購入について
日本国内では、そもそも輸入した化粧品類をそのまま販売することができません。
フリマサイトでの海外化粧品の多数販売は違法です。過去に販売実績のある販売者が、同じ商品を多数販売するのは犯罪です。並行輸入業者として「化粧品製造販売業許可」等の表示がない場合は購入してはいけません。セット商品を「小分けにして販売すること」も、「模造に係る医薬品の販売、製造等の禁止」になり違法です。購入した側も罪に問われる可能性があります。
海外販売の化粧品を国内で許可なく販売する場合は、すり替えの可能性があるため正規品ではなくなります。販売許可を得て、海外正規品に国内版ラベルを貼ったものは国内正規品(平行輸入品)ということになります。
輸入代行業者から個人輸入することは可能です。海外発送をしている国内ショップから購入する場合は、ショップは代行業者であり、購入者自らが個人輸入するという意味になります。個人輸入の場合、24個以下なら申請なしで購入が可能です。
国内版ダーマヒールHSRの流通について
おそらくですが、以下のようになっているはずです。
もともとの韓国の発売元「ケアジェン社」が、韓国国内でダーマヒールHSRを製造元で製造。
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発売元(企画元)「Y-LABO」が、日本国内販売を企画。商品の国内所有権(ライセンス)取得。
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製造販売元「株式会社コスメテックス」が、製品の品質、有効性、安全性に関する情報をもとに日本国内市場へ出荷できるか判定して日本語ラベルをつける。製品について市販後の不具合など全責任を負う。マンションの一室を法人登録してそこで会社を経営していたとしても、化粧品を販売することができるが、この会社は一応有名メーカー。韓国から商品を発売元や販売元(販売業者)へ流通させる。
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発売元「Y-LABO」が販売業者「Amazonや楽天市場のショップ(例: picoteeなど)を持つ会社」へ流通させる。(発売元から発送ではなく、コンタクトレンズのネット購入時のように、製造販売元から発送のパターンも多い)
アリーより
不安な場合は、とりあえずショップの商品画像を確認した方がいいです。
基本的には、ネットショップは商品画像と同じものを販売するという義務があるので、万が一違うものが届いた場合はショップが責任を負います。
リューアル後の商品が届くことになる場合は、商品画像で確認できるか、その内容がどこかに書かれていると思います。
書かれていない場合は、購入前に問い合わせることをオススメします。
注意
Amazonの場合は、Amazon自体が販売しているもの以外は、マーケットプレイスというフリマのような場所から購入することになります。
連絡先は、「特定商取引法に基づく表記」がされていますので、そこで確認してください。
ただし、販売業者(ショップ)が、「新しく見る名前」「個人名のみ」は注意して、レビューを見るなどで信頼できるショップかどうか判断してください。
電話を受け付けていないと書いているAmazonショップは危険です。
特定商取引法には以下の項目を記入する必要があります。これらについて不安があるショップからは購入しないでください。
1.事業者名
2.所在地
3.連絡先
4.商品等の販売価格
5.送料などの商品代金以外の付帯費用
6.代金の支払時期
7.代金の支払方法
8.商品等の引き渡し時期
9.返品の可否と条件
Amazonで購入する時は、購入ボタンの下に出荷元と販売元が表示されます。
販売元の名前をクリックすると、商品レビューとは別物の店舗レビュー(フィードバック)を見ることができます。
同じ商品を販売する「他の出品者(販売店)」が複数存在する時は、その下あたりに「Amazonの他の出品者」と表示されていますので、どのショップで購入するべきかの判断のために、ここは必ずご確認ください。
マーケットプレイスに出店しているショップへの質問は、以下の要領で行ってください。
ショップ名をクリック
↓
「〇〇にご質問がありますか?」との表示の下の「質問する」をクリック
↓
「出品者メッセージアシスタント」による自動チャットが開始
(あらかじめ準備しておいた質問をコピペ入力することをオススメします。)
ショップとのやりとりをAmazonアカウントで確認する方法です。
ヒト型マークの自分のアカウントをクリック
↓
アカウントサービス画面の「すべてのアカウントを表示」をクリック
↓
メッセージセンター「メッセージ」をクリック
↓
「すべてのメッセージ」または「購買依頼者/出品者のメッセージ」で確認。