いつかはママになりたい。

でも、子育てって大変そう、
今の自由な生活をまだまだ捨てたくない、
という人は多いのではないでしょうか。
35歳で出産し、2.歳児の子育て
をしながら
仕事もしている私ですが、
妊娠する前は「子供を産んで育てていくには、
今ある何かを犠牲にしないといけない」と
思っていました。

そのため、
ヨーロッパに留学したい
ヒマラヤに行ってエベレストも見たい
南米パタゴニアに行って氷河トレッキングをしたい

という欲求を思いつく限り満たし、
あとは南極大陸に上陸すれば悔いは無い」というところまで
来たところで34歳になったのでタイムアップとなったのです。

しかし、産んでみて思ったのは、
なんでもっと早く産まなかったんだろう

ということ。

高齢出産で子育てが体力的にきつくて・・
というのではありません。
こんなに子供が可愛くて子育てが楽しいならベビ
(もちろん大変だなあと思う瞬間も時々ありますが)、
もっと早く産めばよかった、と思ったのです。

子供を産んで仕事を休んでいる間に
ブランクが不安で心細くなったこともありましたが、杞憂でした。
産婦人科医という仕事柄、
出産や子育ての経験がプラスに働く部分
もあり、
実際に仕事の幅も広がったのです。

他にも子育ての経験や、新しい視点を持
つことが
プラスになる職業はかなり多いと思います。

また、子供が産まれたら
どこにも出かけられないのではないか
と思っていましたが、
子連れOKのお店で外食もするし、
子供を親にみてもらって夫婦で出かけたりもするし、
海外旅行もします。
もちろん、夜に飲みに行ったりする回数は激減しましたが、
「それほど気が進まない飲み会」を
断る大義名分が出来のはむしろプラスで、
本当に参加したいものだけに絞ることができたと言えるのです。

私にとって子どもを産むこととは、
もともと持っていた仕事やプライベートに、
新しい幸せが加わったということだったのです。

その秘訣、というものを挙げるとすれば、まずはバイタリティ。
そして、いざと言う時に甘えられる人的資産(人とのつながり)。
さらに、少しの経済的余裕。

人的資産
と経済的余裕は、図らずも高齢出産に
足をつっこんでしまったため、
そういった余裕
ができたとも言えます。

もちろん人それぞれ置かれた環境は違うもの。
でも、子供を持つためには何かを引きかえにしなきゃいけない、
と思って尻込みしている人には、そんなことばっかりじゃ
ないよ、
と自信を持って背中を押したいです。

妊婦さんやいつかママになりたい人の「知りたい」が詰まった本

女医が教える これでいいのだ!  妊娠・出産 (一般書)




AmebaGG Life Style Adviser

宋美玄(そんみひょん)さん プロフィール

産婦人科はもちろんセックスに関する
診療カウンセリングを行う。
また、セックスや女性の性、
妊娠などに付いて女性の立場からの
積極的な啓蒙活動を行っているほか、
母になり産婦人科医としてのアプローチも強化、
全国のお母さんの味方。

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