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2024/2/6にCT検査+大学病院からの医師のコンサル、翌2024/2/7に主治医診察+オニバイド19回目がありました。
CT検査結果
コンサルの医師も主治医もほぼ同じ見解でした。
・新たな転移、腹膜播種は画像上からは発見されない。
・ただし、肝臓に胆管の腫脹がみられる。11月の画像にはみられていない。
・肝臓の中に2本の胆管があり、1本が明確に太くなっている。これはすい臓癌本体が増大して胆管を圧迫したのであれば2本とも太くなるが、1本なので、太くなった胆管の根本の部分に播種ができ、それが胆管を圧迫していることが考えらる。
・胆管が腫脹する原因には胆管結石も考えられるが、この位置にできることはまれであることから、播種が原因である可能性の方が高い。
主治医が書いてくれた説明図
説明は私が追加しました。
主治医も含め、お医者さんは図を書くのが上手ですね。いつみても感心しています。
腫瘍マーカー
CA19-9は上昇(237.7→282.2)。ただし上昇量は前回より減っていました(56.9上昇→44.5上昇)。CEAは減少(5.2→5.0)。CA19-9は上昇しているけど、倍々ゲームではなかったのでよかったです。一喜一憂はしないほうがいい、、けど、やはりほっとしました。このまま上昇してもいいけど、おとなしく増えていってほしいです。
胆管・肝臓検査値(おまけで腎臓検査値)ではγGTが増加していました。CTでみられたように胆管の通りが悪くなっているためでしょうね。
今後の治療方針
結論としては、腫瘍マーカーの増加はあるが、オノバイド以上に切れ味のある抗がん剤はないため、このまましばらくオニバイドを継続することになりました。
Dr(主治医):オキサリプラチンを使うこともできますが。
ten:オキサリプラチンはしびれの副作用が多いのですよね。
Dr:しびれをとるか命をとるか、、の選択ですね。オキサリプラチンのしびれは最初の1、2クールは冷たいものをさわるとビリッとくる状態になり、でもクールが進むと冷たいものをさわる時以外にもしびれがでてきて、歩きにくくなったり、手で作業ができにくくなったりします。
Dr:オキサリプラチンは大腸がんでよく使うのですが、問題はしびれのピークが投与を終了した後にくることです。副作用には2種類あって、やめたらすぐ直る副作用(下痢、食欲不振等)とやめても持続するものがあります。オキサリプラチンのしびれは持続する方になります。
Dr:副作用の出方をみながらオキサリプラチンの継続をきめます。6クールぐらいで終わる場合ももっと投与できる場合もあります。大腸がんの方で、数年たってもしびれが治らない、と言われた方もいらっしゃいます。
とりあえず、今日の時点ではオキサリプラチンの追加投与はしないことになりました。
漢方薬の投与
前回、主治医が具体的にどんな漢方を投与したいのかを教えてください、といわれていたので、ダーリンが以下の資料を検索して見つけて印刷してもっていき、診察前の問診票に漢方のことも記載し、事前に先生に渡していただきました。
【十全大補湯】進行性膵がん患者における免疫学的パラメーターの変化/論文の意義 : 漢方薬のことなら【QLife漢方】 (qlife-kampo.jp)
【十全大補湯】進行性膵がん患者における免疫学的パラメーターの変化/論文の概要 : 漢方薬のことなら【QLife漢方】 (qlife-kampo.jp)
これとは別にブログの検索で見つけて、連絡をとっていた方のドリンク(主成分は「日向当帰(ヒュウガトウキ)」という漢方薬草が入っている液体)を試しに飲んでみようか、と思い、その製品の資料も印刷して持参しました(がん細胞を攻撃するNK細胞を活性化し、その働きを高め、がんの毒素であるトキソホルモンを阻害すると言われ、発がんの抑制や進行の遅延効果が期待されています、とのことです)。
その方のお父様がすい臓がんで飲み始めて3ヵ月ほどでがんが縮小していたそうです(2023年3月29日現在、動脈に浸潤していたがん細胞と膵頭にあった34
ミリのがん細胞は確認できない状態にまで縮小したそうです)。
Dr:十全大補湯は投与したことがあります。飲みたいのなら処方します。ただし、漢方薬は食間に飲むことになります。
Dr:ドリンクの方は、飲みたいのなら飲んでもいいですが、こういうものは高いですよね。高いほうが売れて、安いと売れないそうです。
主治医は標準治療一本の考え方ではなく、患者がやりたいことは否定されない方でよかったです。とりあえず、主治医に伝えたうえで、両方、トライしてみます。
十全大補湯は早速、夜から飲み始めました。これ、抗がん剤と同じ病院から処方されているので、後で高額医療費の上限額の関係で、実質的に追加負担なく飲むことが可能です。先生、処方いただきありがとうございました。
ちなみに、コンサルの先生に漢方薬やハイパーサーミアについてについてダーリンが質問したところ、専門外のため判断ができません、、とのことでした。頭から否定されることもなく、判断できない、と伝えていただくこともよいな、と思いました。
延命?それともQOL重視?
診療後、ダーリンと話しました。オキサリプラチンを使うかどうかは、延命重視→オキサリを使う。QOL重視→オキサリは使わない。のどちらを重視するかだよね。
今、私が楽しんでいること。足がしびれるとトレッキングや朝のウオーキングができない、手指がしびれると、バイオリンが弾けない。仕事にも支障が。私はQOLを重視したいなぁ。。ダーリンはどう思う?
ダーリンは少し考えた後、tenchanの希望が優先かなと答えました(でも心のなかではきっと延命をのぞんでるんだろうな)
オニバイドをあきらめないといけない時が来た時、どうしようかな。
当日のこと+ハイパーサーミア
2月6日は、朝ごはん食べずに病院へ。始発の次の病院シャトルバスで行きました。造影CTが8時45分にきてください、で、血液検査は造影CTの前の方がいい、といわれていたので。つくと、前から2番目の受付待ちでした。
受付が始まり、まず受け付けて→保険証確認→マイナンバーカード利用で窓口にいかずにすみました→血液検査は5番目。開始するとすぐによばれました(採血場所は6つ開いてました)→造影CTは1番目→造影剤いれるのもポートからなので楽です。
問題なく終了し、家に帰りました。
午後からはハイパーサーミアへ。前回の痛かったブログを読んでいただいた方から痛み軽減に「ヒルロイドソフト軟膏」を勧めていただいていたのですが、購入が間に合わず、次回から利用させていただこうと思います。
この日もやはり痛くなりましたが(特に終了後に)、冷えピタは貼らず、しめつけるブラジャーもとめずに着用してみました。そうすると、前回は冷えピタを貼ったところが集中的にすごく痛くなっていた(一番いたそうな部分にはっていたからそこが痛くなったのかもしれませんが)のですが、今回は全体がじんわり痛い状態で、前回のように痛いので体を休めたい、という状態にはなりませんでした。
今回のクールは終了で、次回は3月12日からです。その時には「ヒルロイドソフト軟膏」を塗って、冷えピタなしでいこうと思います。
2月7日は、11:30の診察開始でした。11:00に行ったときには11:00~11:30の予約の人になっていたので、遅れはないな、と思っていましたが、その時間の人の診察が全然進まず、診察にはいれたのが13:00になっていました。それまでずっと待合室でPC開いて仕事していたので時間はつぶせたのですが、お腹もすきました。何だったんでしょう。
腫瘍内科のところにいき(主治医はその日は別の科の診察室を利用)、抗がん剤投与がはじまったのが13時50分。終わった時には18時をまわっていました。
会計も閉まっていて、次回の時に支払ったらいいそうです。処方箋もでていたので、処方箋アプリで処方箋をかかりつけの調剤薬局(病院のすぐそば)におくり、ダーリンに処方箋本紙をもっていってもらって、先にひきかえてもらっていました(調剤薬局は18時閉店)。今までで一番遅かったな。
お読みいただき、ありがとうございました😊
みなさまの夢がかないますように