強制性交が不同意性交に法改正されてから

度々ネット上で論争が巻き起こる「性的同意」


2015年の

イギリスの紅茶動画で

わかりやすく説明されてるけど


全ては相手基準

ということは

全ては自分基準だということ



でも世の中には


「その場では楽しくセックスしたのに、あとから本当は嫌だったって警察に被害届出されたらどうするんだ!」


と憤る人達がいる


信頼関係の無い女性と

強引に性行為をしなければ

そんなに心配する必要はないと思うけど


美人局(金銭目的)や

喧嘩したとか

浮気が彼氏にバレたからレイプされたことにしちゃおうとか


もちろんそういう虚偽申告も世の中にはあるのだろう


ただ

実際に被害者として

警察で事情聴取や実況見分を行った体験から伝えたいことは



「虚偽申告は無理」



無理っていうのは

警察官はその道のプロだから

簡単には騙せないってこと



女性が被害を訴えたからって

最初から全面的に信用や同情してくれる訳じゃない



被害届って

いつ

どこで

何が起きた


だけじゃない



お互いの服装、髪型、持ち物

相手の年齢や顔や身体的な特徴

眼鏡、マスク、アクセサリーはしてたか


から始まり、



相手との出会いの経緯

どちらから会おうと誘ったのか

どうして待ち合わせをその駅にしたのか、どちらが提案したのか

自分と相手はどんな交通費手段を使ったか

先に着いたのはどっちで、どちらから声をかけたのか

どうしてその場所で待つことにしたのか

なぜ初対面なのにその人だとわかったのか


被害当日の、行為までの経緯

どこに立ち寄り何を飲食したか

会計は誰がどうやって払ったか

被害現場には何時に着いて何時に出たか

(これはとくに何回も聞かれた)


店の受付の配置

(エレベーターや受付スペース)

その部屋の配置

壁の模様

扉はどこで、どこに座ったか

体はどっちを向いていたか


壁と体の距離

どういう順序でどんな行為をされたか

その時の自分の手の位置

相手と自分の身長や体格から

その体勢に無理はないか

体勢が変わった時は自分から動いたのか相手に動かされたのか


(私の場合、最初それ無理じゃない?と疑われた感じで

あとから再度、被害現場を調べに行った警察官から、

「この部分がこうなるから無理な体勢では無い」

等と取調官への説明があった)



さらに細かく言うと


部屋で上着を脱いだか

その上着やバッグをどこに置いたか

部屋を出る時は上着を着ているが(防犯カメラ画像は事前に警察官がチェックしてる)

被害後どうやって上着を着たのか

ティッシュを使ったと言ったが、それは部屋にあったのかどちらかが持ってきたのか

使ったティッシュはどこに捨てたのか持ち帰ったのか


(全部は書ききれないけど、

これが合計5時間続いたことを、過去のブログで公開中)



そして当然、

スマホでやり取りしたメッセージの内容は全て読まれ

証拠として保管され

画像(あれば動画も)も確認された



同じことを繰り返して聞かれることも多く

さっきと言っていることが微妙に違うところがあると

容赦なく

「もう一度いい?」

「それはどうして?」

が飛んできて

こちらが説明すると

「なるほど!それならわかりました」

と返ってきた



覚えていないことは本当に答えられなかったので

言葉に詰まってしまい

正直に

「覚えていません」 

「わかりません」

と答える場面もあった



それに関しては

「そうですか」

「覚えていないのですね」

と、深く聞かれることは無かった


私が誤魔化そうとしていないことだけは

伝わっていたのかな



その空間は

間違いなく

素人(?)が嘘を突き通せる状況ではなかった



人間が嘘をつくときのことを

警察官は熟知しているのだろう


だから


「虚偽の被害届出しちゃおう」


は絶対に通用しない

と思う