下川裕治『「おくのほそ道」をたどる旅 路線バスと徒歩で行く1612キロ』
江戸時代の俳人松尾芭蕉の有名な著作『おくのほそ道』を
電車とバスとタクシーと徒歩でたどる、現代版?おくのほそ道
著作通り仙台や松島、秋田・山形に金沢や福井を回って
終点の大垣(岐阜県)を目指す。
徒歩は1日1時間。
主な移動はバスか電車。
どこがおくのほそ道をたどる!なのか(笑)
とはいえ作者なりのこだわりや、おくのほそ道への解釈があり、
読み物として面白い!
テレビ東京で太川陽介さん・蛭子能収さん+ゲストさんで挑戦していた
路線バスの旅の誌上版といった趣。
プロのライターさんが書いているから
文章も読みやすく面白いといったところか・・・
それにしても現代人が、これほど乗り継ぎ等々に苦労しているのに
江戸時代の旅人って・・・
作者が書いているように、本当におくのほそ道は、おくが深い。
そもそも何の目的で旅に出たのだろうか!?