今回は脊髄腫瘍患者として避けれない話の1つ目。「痛み」を中心とした症状を、手術前後でまとめてみました。


《手術前の症状》

・夜中に足の付け根、お尻側から踵まで痛みが走り出す。足がちぎれてしまうのかと思う程。

・両足が一度につる。痛みで動けない。

・ハムストリングとふくらはぎに何度も電気が走るような痛みがある

・右腰の痛みで、ゆっくりとしか歩けない。

・生理でもないのに、生理痛のように子宮が痛い。

・膀胱炎のような症状がある。陰部の痛みあり。



《手術前の主治医からの、説明書の抜粋内容》 

   手術後は何らかの神経症状が出現します。全身状態の回復次第ですが、術後リハビリにより徐々に回復を目指します。通常数ヵ月単位、場合により一年以上の経過観察が必要です。


    現在の症状は「神経の圧迫+神経の変性」であろうと思われます。手術で出来るのは圧迫を取り除くことだけで、現在までに傷んでしまっている神経細胞を再生することは不可能なため、圧迫が高度であったり、長期経過している場合などは、良好に除圧がされても症状が全く変わらない場合もあります。「神経の圧迫」と「神経の変性」の比率がどれくらいかは、術前にはわかりませんので、どれくらい改善するかは、術前には正確には予測しかねます。



《手術後に改善された症状》

・一番痛かった、夜中に発症する足の付け根から踵に走る痛みは消えた。

・足がつることもなくなった。

・ハムストリングとふくらはぎに痛みもない

・腰の痛みもない。

・生理痛のように子宮が痛いこともない。


《手術直後の新たな症状》

・太もも側面が火傷したように、皮膚にヒリヒリとした痛みと熱を感じる。痛点を感じない。

・お尻と足の付け根が痺れるので、座ることが苦痛になる。

・ふくらはぎに痺れがある。

・尾てい骨辺りから、肛門廻りの感覚がない。トイレでウォシュレットの感覚がわからない。

・寝てる姿勢で頭を左に向けると、めまいがする。



《手術をして良かったと思うこと》

・一番辛かった、激しい痛みから解放されたこと

・病理診断が得れたこと「粘液乳頭上衣腫」

・排尿排便機能を残せたこと

・腫瘍を摘出しても歩けること



「粘液乳頭上衣腫」の再発の可能性も不安だけど、

今は残された痺れと少しの痛みも、私の大切な身体だから、大事に付き合っていこうと思います照れ


脊髄腫瘍患者の避けれない話の2つ目。排尿排便機能の話はまた、いつか今度。