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ご自身や身近な方は、眼底検査を受けたことがありますか?

 

事業所での定期健診の項目には入っていないのですが

 

人間ドックや特定健診では含まれていることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

眼球の一番奥にある眼底には、眼球の内壁を覆う網膜があり

 

ここで物の形、色、明暗を感知しています。

 

網膜には酸素や栄養を送っている血管が張り巡らされていて

 

その血管を見るのが眼底検査。

 

実は、体内の血管を直接観察できる唯一の場所なのが

 

その眼底検査なんです。

 
 

網膜の血管は他の血管と同じように

 

高血圧や糖尿病があると傷つきやすい血管です。

 

血管の障害が進むと、網膜に出血やむくみが生じて

 

視力低下や視野異常といった症状が表れます。

 

こうした網膜の異常が高血圧によって起こることを

 

「高血圧性網膜症」と呼びます。

 

 

 

 

 

国立循環器病センターなどの研究グループは

 

大阪府吹田市の住民を対象にしたデータを用い

 

軽度の高血圧性網膜症と循環器病発症との関係を分析しました。

 

 

 

 

 

 

その結果、軽度高血圧性網膜症の方では正常な方に比べ

 

循環器病全体(脳卒中と虚血性心疾患)の

 

発症リスクが24%(脳卒中では28%、虚血性心疾患では19%)増えたことを明らかにしました。

 

 

 

 

 

 

この病気になると全身の血管も高血圧で傷つき

 

循環器病が起こりやすくなっている可能性があることが示されました。

 

眼底検査で、軽度でも高血圧性網膜症が認められたら

 

高血圧症の治療を受け、生活習慣にも気を付けてくださいね。

 

 

詳しくはこちら。