ご訪問ありがとうございますニコニコ
 
お肉の料理がお好きな方いらっしゃいますか?
 
ご自宅での料理に外食、アウトドアなど
 
幅広く利用されている、お肉。
 
加熱不良の状態で食べてしまうと
 
カンピロバクター腸炎になってしまうことがあります。
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 

カンピロバクターって?

食中毒を起こす菌といえば、腸管出血性病原性大腸菌の
 
O157などが知られていると思いますが
 
そのほかの菌として
 
カンピロバクターに感染する方も多いです。
 
患者さんの発生は5~7月にピークを迎え
 
冬期にも発生しています。
 
 
 
 
 
 

牛、羊、豚、鶏などの家畜や野鳥

 

野生動物の消化管に存在している

 

カンピロバクター属の細菌が

 

その排泄物で汚染された食品や水などを介して

 

人の消化管に感染します。

 

 

 

 

 

 

カンピロバクター腸炎の原因は?

鶏肉などの肉類はカンピロバクター腸炎の

 

主な原因になっており

 

生や加熱不足で食べることにより少量でも感染してしまいます。

 

 

 

 

 

 

鶏刺し、レバー刺しなどの生肉の摂取のほか

 

バーベキューで生焼けの鶏肉などを摂取することにより

 

感染するケースも多いと言われています。

 

この菌は乾燥に弱くて通常の加熱調理で死滅しますが

 

低温には強いので冷蔵庫で保管しても感染してしまいます。

 

 

 

 

 

 

調理前の手洗いが不十分であったり

 

調理器具の洗浄、乾燥が不十分であったりすると

 

感染が広がりやすいのは他の食中毒と同様です。

 

他には、消毒が不十分な井戸水などから感染する場合や

 

感染した人や動物からの接触感染もあると言われています。

 

 

 

 

 

症状は?

細菌に感染して2~5日後に症状が出始め

 

約1週間続くと言われています。

 

下痢、腹痛のほか吐き気や嘔吐、発熱、頭痛に

 

悪寒、倦怠感が起こる場合もあります。

 

下痢はほぼ100%の患者に見られ

 

血便が見られることもあります。

 

重症化すると脱水状態になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

多くの場合は数日で症状が治まりますが

 

子どもや高齢者、抵抗力が低下している方は

 

重症化する可能性が高くなります。

 

 

 

 

 

治療は?

下痢に対する治療は

 

水分補給と消化のよい食事が基本です。

 

整腸剤などの対症療法行います。

 

下痢止めは

 

毒素の排泄を妨げてしまうので基本的に使いません。

 

脱水症があって水分が取れない場合は

 

点滴を行います。

 

 

 

 

 

 

感染の予防が大切

 

他の食中毒の予防と同様に

調理の前に手をよく洗うこと

 

調理器具を清潔に保つとともに水分を残さないよう

 

十分乾燥させてください。

 

 

 

 

 

 

また、生肉の調理後は十分に手洗いをしてから

 

ほかの食材に触れるようにしましょう。

 

生肉の調理に使う調理器具と

 

そのほかの調理に使う

 

調理器具は別にするなどの工夫をして

 

ほかの食材に細菌が付着するのを防ぐことが

 

出来ると考えます。

 

 

 

 

 

 

調理については肉の中までしっかり加熱し

 

細菌を死滅させることが大切です。

 

鶏刺し、レバー刺しなどの生肉料理の食事は

 

しないようにしていただけたらなと思います。

 

 

 

 

 

腹痛や下痢や発熱がある場合

 

まずは自宅で療養されると思いますが

 

症状がひどい場合や何日も続く場合は

 

ガマンせずに医療機関にご相談くださいね。

 

 

 

世の中にはいろいろな感染症がありますね。

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