呼ばれなければ行けないとか
人間にはインドに行ける者と行けない者があり、
その時期さえもカルマが決定すると言われています。
(これは三島由紀夫が横尾忠則に話したことで有名)
わたしは海外においてはどちらかというと
ヨーロッパが好きで特にインドが大好きという
わけではないのですが、
やはり時が来ると行くことになってしまうようです。

そしてインドはいつもわたしに
豊かさと
気品と威厳ある人々を目の前に
運んできてくれます。

エアインディアのデリーまでの9時間も然りで
乗客のほとんどがインド人だった機内の中には
品ある人々が静かにゆったりと乗り合わせ、
機内食のほかにもたっぷりの
洋菓子やおつまみがギャレイに並び
インド映画を見ながら
あっという間にデリーに到着してしまいました。


*おしゃれな空港。手のひらには蓮の花

空港には友人の知り合いが迎えに来てくれて
クーラーのきいた車に乗り込み(外は41度)
想像とまったくちがっていた
デリーの街並みをみながら
これから3泊するインド人のお宅に到着。
ローズウォーターとバラの花びらを
頭からかけてもらって炎を3回まわすという
歓迎の儀式の出迎えがあり
感動してしまいました。

スーツケースをあける間もなく
チャイやホームメイドのスイーツでもてなしを受け
お家にいた親類の人まででてきて
インド式のおしゃべりが始まりました。
子供たちも奥からでてきて
シャイだけど人なつこい人笑顔を
みせてくれました。

迎えに来てくれた
P君とも話していたら
彼のご家庭にはお抱えの
占星術師がいるということがわかり、
早速わたしも見てもらおうと
アポをとってもらい
いつの間に濃厚なインドの旅は始まっていたのでした。
by フルード貴子