SaLaDミニコンサート ~ 賑やか会場 ~ 幼児野放し | 愛唱会ジャーナル

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歌曲、唱歌、童謡、オペラ・アリア、合唱曲などを楽しむグループ
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某区立集会施設で東響メンバーによる弦楽四重奏の演奏会があった。偶々そこへ行く雑用もあったので演奏会を聴いた。
 
椅子席が80ほど用意され、窓側に子連れ席として尻を降ろせるようシートが敷かれていた。椅子席は8割程度の入りだったが、子連れ席は溢れていて、後方に立ち見の人たちもいた。
 
開会の案内に続けて、型通り“携帯電話、、、、の音が出ないようにお願いします”とご注意があった。
 
心地良い≪Eine Kleine Nacht Musik≫で演奏が始まった。

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最初から乳幼児たちの泣き声や叫び声が充満していたところだが、幼児が一人、二人ステージ前を何か叫びながら走り出した。係の者は腰を上げたものの、どうしたものかと迷うばかりだった。常識的には保護者が幼児を追い掛けて捕まえるべき場面だが、そうはならなかった。
 
一曲終わったところで、第1ヴァイオリンのお嬢さんによるご挨拶と曲紹介などがあり、その間中も幼児たちは走り回り、あちこちで叫び声、泣き声が上がっていた。我が後方席ではおばさん達のお喋りも始まった。
 
開演前に“携帯電話、、、、の音が出ないようにお願いします”と注意したのは何だったのだろう。
 
保護者が幼児たちをしつける様子は全く見られなかった。最後まで賑やかなミニコンサートだった。
 
子供だけでなく、その親たちも甘やかされる社会になったようだ。
 
悪条件下にもめげずに弾き通した東響メンバー4名の方々、この程度のことには慣れていらっしゃるのかも知れない。聴衆は雑音を選択的に排除して、楽音だけ聴くように心がければよいのであって、演奏者の心理状態まで心配する必要は無いのだろう。
 
そんなこんなで、演奏の方は、初めヴァイオリンの響きがぎこちなく感じられたが、その後は気にならなくなった。最後の「八木節」では、弦楽奏者4名が力強く“ハッ”と掛け声を発し、プログラムを終えた。
 
お礼代わりにBravo! を差し上げ、アンコールは知らない曲だった。あとで関係者に訊いたら、「情熱大陸」だと言うので、映画音楽かと思ったが、TV番組だと教えてくれた。
 
今日のプログラムに載っていた「ドラゴンクエスト」、「アラジン」、「ハウルの動く城」なども当方には覚えの無い曲名だ。
 
期待される聴衆像からかなり外れているようだ。