藤井聡太王座に永瀬拓矢九段が挑戦する 第72期王座戦五番勝負第1局が、9月4日(水)に神奈川県秦野市の「元湯陣屋」にて行われました。

朝からAbemaTVで観賞しています。

 

藤井王座が124手で永瀬九段に勝ち、対戦成績を1勝0敗としました。

 

ずっと互角の状況が続いていたのですが、いつのまにか藤井王座が優勢に…。

初心者のわたくしには良く分からないのですが、一手で変わるんですね。

 

解説の方々のお話も大変面白くて、詰んでいるか詰んでいないか、どのように指していくのかを解説してくださるのですが、藤井王座の玉も永瀬九段の玉もどちらも詰み筋がある的な状況から気づいたら藤井王座優勢に変わったのでした。

 

AIの候補にも挙がらない手を藤井さんが指したりして、なんじゃこりゃと解説の方々も大騒ぎでした。

 

終局近くになり、藤井さんが何度も席を立つ場面があり、画面ではげっぷをしていらっしゃるようだったので、ご気分でも悪いのでは…と心配になりました。Abemaのコメント欄は大騒ぎでした。

対局がまだまだ続きますので体調お気をつけくださいませ。

 

 棋譜

 

第2局は、9月18日(水)に愛知県名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」にて行われます。

 

今日、観戦している中で2つ新しい事を覚えました。

 

1)Z

「zettai詰まない」の頭文字Zに由来。相手に駒を何枚渡しても自玉が絶対に詰まない状態。

解説者がこれZですよねとか仰っていたので調べてみました。

 

2)入玉

今回、何度もこれ入玉しちゃうんじゃないですか?とか、上があくとサッと入玉とか解説の方が仰っていたので、これも作戦の一つなのかと思いまして調べてみました。

 

「入玉」とは、自玉が相手陣(相手から見て三段目以内)にいる状態。
特に四段目から三段目に玉が移動することを「入玉する」、三段目以内に玉がいることを「入玉している」のように言う。
「入玉」すると手数が長くなりやすいうえに、詰ますことが困難な場合も多いので、引き分けを決めるための「持将棋」や、詰み以外で勝負を決める「入玉宣言法」という特別なルールが適用される状態となる。他にローカルルールではあるが、「相手玉の初期位置に自玉を移動して、王手がかかっていなければ勝ち」というトライルールが適用される場合もある。

 

「入玉宣言法」というルールは、

(1)宣言側の玉が敵陣に入っていて、

(2)宣言側の敵陣の駒は玉を除いて10枚以上あり、

(3)宣言側の玉に王手がかかっていない状態で、

対局終了を宣言できる。 そして敵陣に存在する駒と持ち駒の点数を足して31点以上あれば勝ちだ(24点以上30点以下は引き分け)。

 

なるほど、そういうことなのですね。先週末のAbemaトーナメントの永瀬九段VS青嶋七段の試合で、初めて「持将棋」を知りましたが、持将棋にならなくても入玉でも勝つことができるのですね。

 

ネット検索したら、昨年の第71期王座戦五番勝負第2局で、永瀬拓矢VS藤井聡太でお互い入玉しそうなところを藤井さんが詰み筋を見逃さず勝った~、というのがありました。

 

 

 【第71期王座戦第二局】<完全解説>永瀬拓矢王座 対 藤井聡太竜王・名人

 

 

将棋をライブで観るのは今年になってからですが、なかなか良い趣味を見つけました!

中身も勉強して、うんちくが少し言えるようになったらすごいです。