2014年の刈谷・万燈祭 | un piquillo de amarillo

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万燈祭




7月26日(土)と27日(日)、私の地元の愛知県刈谷市で万燈祭(まんどまつり) が行われました。写真は26日(土)の新楽の夕方から夜に撮影したもの。

愛知県の民俗祭礼は東日本よりも西日本的で、祭の花形は神輿よりも山車が多い。山車が登場する代表的な祭は「犬山祭 」「三谷祭」「豊浜鯛祭」など。東三河には火祭が多く、「豊橋祇園祭の手筒花火 」や「豊川夏祭の綱火」などがある。山車祭や火祭以外では提灯が登場する祭も多く、「一色大提灯祭」「尾張津島天王祭 」など。刈谷の「万燈祭」はこの提灯系の祭の中に含まれます。

東北地方のねぶたに似た、巨大な団扇のような張り子の人形が万燈。万燈は高さ5m・幅3m・重さ60kmになり、これをひとりで担いで囃子に合わせて舞います。







万燈祭の大きな特徴は、担い手に若者と女性が多いこと。色とりどりに髪を染め、派手なサングラスをかけたり、奇抜な髪形に剃りあげたりした、時代遅れの田舎のヤンキーみたいな担い手が多いのです。彼らは観客の存在を強く意識し、また同世代の若者の存在を強く意識しています。主催者(万燈祭保存会)は彼らのエネルギーを爆発させる場として祭を提供し、また祭礼や地域コミュニティを活性化させる手段として、若者をうまく利用しているように感じます。



(主役のニィチャンたち)


(女性の担ぎ手)


(毎年女性が多い司町)