マーティンワレスさんの名作ボードゲーム「ブラス(Brass)」のリメイク版「ブラス・ランカシャー(Brass Lancashire)」通称黒ブラスと、改変版「ブラス・バーミンガム(Brass Birmingham)」通称白ブラスの日本語版が遂にアークライト社から発売されます。

 

しかし、何とまさかの白黒ブラスは2作同時発売。

それぞれに違いや特徴があり、それなりにゲーム性も違います。

これではどちらを買えば良いかわかりません。

 

そこで今回はブラスランカシャー(Brass Lancashire)・ブラスバーミンガム(Brass Birmingham)のブラス2作について、主にそれぞれの違いなどの観点からまとめていきたいと思います

ちなみに海外のボードゲーム掲示板BGGでは、どちらも非常に高い評価を得てランキング上位の作品です。

気になる方は両方チェックしておくことをおすすめします。

 

ちなみに秋のゲームマーケット2019の会場でブラスバーミンガムが展示されていましたが、日本語版は都市名含めてしっかり日本語化されていました。

箱は思ったより小さめでしたが、かなりずっしりと重い。

上げ底などの遊び無しで、コンポーネントがぎっしり詰まっていること間違いないです。

また、コンポーネントの見た目や質感が想像以上に高級感溢れており、普段そこまでコンポーネントを意識しない私でもテンション上がりまくりでした。

ゲームマーケットの来客は皆、非常に興味津々に手に取って見ていたようです。

(そして半分位は値段をみて去っていく(笑))

圧倒的ワクワク感で、来週プレイするのが待ち遠しい限りです。

 

↓マーティンワレスさんの名作「ブラス」の完全リメイク版「ブラスランカシャー」。通称「黒ブラス」

ブラス:ランカシャー 完全日本語版

 

↓ブラスのルールを改変した新版「ブラスバーミンガム」。通称「白ブラス」

 

ブラス:バーミンガム 完全日本語版

マーティンワレスの名作「ブラス・ランカシャー」「ブラス・バーミンガム」について簡単に紹介

とその前にブラスの簡単なおさらいから。

「ブラス」とは?

そもそもタイトルにある「ブラス」とは何でしょうか?

普通に考えてブラスバンドのブラスを思い描くのではないかと思います。

しかしこのゲームでの意味はそうではありません。

 

このゲームの「ブラス」は「真鍮」のことを言います。

真鍮=銅と亜鉛の合金です。

5円玉の材料だそうです。

(そう聞くと若干安っぽさを感じてしまいますかね(笑))

 

ボードゲームの「ブラス」は、蒸気の時代なので有名なマーティンワレスさんの作品で、2007年に発売された比較的古いボードゲームです。

綿紡績や炭鉱、鉄鋼などの産業が栄えていたイギリスの産業時代をテーマにした作品です。

 

↓若干安っぽい見た目のマップが特徴のオリジナル「ブラス」

「ランカシャー」「バーミンガム」とは?

次に「ランカシャー」や「バーミンガム」とは何でしょうか?

 

ランカシャーは、イギリス産業革命により綿紡績工業の世界的中心地となった都市です。

 

バーミンガムは、イギリス産業革命により運河や鉄道の交叉点となり工業都市として発展した都市です。

 

つまりどちらもイギリスの産業革命で、活躍し発展したイギリスの工業都市の名前になります。

「ブラスランカシャー」「ブラスバーミンガム」とは?

これらの名前を合わせたのが本作品。

ブラスのゲーム性はそのままに、今から250年前のイギリスの産業革命に合わせて、ガンガン発展していく街の様子を各プレイヤーは起業家の1人となって体験していくことになります。

ありそうで意外に珍しいテーマでワクワクしますね。

 

「ブラスランカシャー」の方は、元々のオリジナル「ブラス」のリメイク版になります。

若干安っぽさも感じるオリジナル版から、黒基調の高級感のあるアートワークに変更され、更に一部のルールに調整が入っています。

ただ、基本的にはオリジナル版のほぼ同じゲーム感で楽しむことが出来ます。

世界のボードゲーム掲示板BGGでランキングで総合19位とかなり高ランクの作品です。

このランキングですが、アグリコラ・ウィングスパン・オルレアンなどの名作ボードゲームでも25位前後です。

BGGのランキングには当然日本語化されていないゲームも含まれるわけですから、その中で19位というのは非常に高評価であることがわかると思います。

 

「ブラスバーミンガム」の方は、タイトルの都市名が変わっていることからわかるようにマップ自体が新マップになっており、同じ産業革命時代でも重工業が盛んだった地方をテーマにしたものになっています。

ゲーム性はオリジナル版と近いですが、様々な新要素によって更に複雑化して面白くなった版です。
世界のボードゲーム掲示板BGGでランキングで何と9位。とんでもなく高順位の作品です。

と思って久しぶりにランキングをみてみたら、発売前のBGGランキングは他の有名ボドゲを押しのけてまさかの6位。。。

これより上にはグルームヘイヴンとかパンデミックレガシー1とかテラフォーミングマーズ位しかいません。

これは凄すぎる。

 

これらは独立した作品になっているので、混ぜて遊ぶようなことはできません。

本2作の更に詳しい違いは後に記載します。

「ブラス」のゲーム概要

基本的には、イギリスの都市と繋がりが描かれたマップ上に、カードやお金を用いて建築(綿紡績・炭鉱・鉄鋼・造船所など)を行い、更に輸送網を形成して商品を出荷しお金を稼ぎ、自企業を発展させていきます

建物を建築するには自分の輸送網で繋がっている必要があるが、資源の利用には他の人の輸送網も利用でき、更に輸送網は先に置いたもの勝ちと、輸送網システムがこのゲームの魅力の1つです。

 

更に前半の「運河の時代」と後半の「鉄道の時代」に分かれているシステムが大きな特長でしょう。

先着である輸送網を各プレイヤーが我先にと構築していきますが、ゲーム前半の時代は運河ネットワークしか使えず、後半の時代は鉄道ネットワークしか使えなくなります。

その際に時代遅れの建築レベルの低い建築物は除去されます。

目先の利益を優先するか、将来を見据えた投資を行うか、これが悩ましく面白い部分です。

産業革命で運河メインだった時代と、蒸気機関の鉄道が出来た後の時代の物流事情を上手く反映しているシステムですね。

 

マップが固定されているにも関わらず、何度も遊べるリプレイ性が高いゲームです。

需給の変化と配布されるカードにより主要戦略の有効性や不確実性の変化が生じるため、毎回十分なランダム性・リプレイ性があり、非常に長いことヒットして親しまれているゲームです。

 

という感じの概要のボードゲームがブラスです。

簡単に書きましたが、実際にはプレイ時間は2時間超えで、ルールも中々複雑な重量級ボードゲームになります。

実際にはルールはそこまで難しくは無く、ただプレイ時間はそれなりにかかるため、中量級から重量級の間位という感じでしょうか。

 

ゲーム人数は2~4人まで。

一般的な中重量級のボードゲームですね。

 

白黒ブラスの違いに続きます。

 

↓マーティンワレスさんの名作「ブラス」の完全リメイク版「ブラスランカシャー」。通称「黒ブラス」

ブラス:ランカシャー 完全日本語版

 

↓ブラスのルールを改変した新版「ブラスバーミンガム」。通称「白ブラス」

 

ブラス:バーミンガム 完全日本語版

「オリジナルブラス」「ブラス・ランカシャー(黒ブラス)」「ブラス・バーミンガム(白ブラス)」の違いについて簡単にまとめ

ここからは各ブラスの違いについて紹介します。

◆オリジナルブラスとブラスランカシャー(黒ブラス)の違いについて

2007年に発売されたブラスとそのブラスのリメイク版であるブラスランカシャー(通称黒ブラス)の違いを紹介します

基本的には大部分が同じですが一部公式な調整が入っています。

ただし、ゲーム性には殆ど影響がないと考えて良いでしょう。

細かい記載等の違いは把握しきれないので割愛します。

 

↓イギリス北西の都市ランカシャー付近がマップになっているブラスランカシャー。

 

・アートワークが一新

 

これは見てそのままですが、アートワークがランカシャーではやや暗い基調のものに一新されています。

個人的には箱も含めて恰好良くなっていて非常に良いと思っていますが、旧版の方が明るい基調で見やすかったという意見もあります。

ただ、だからといって今更旧版を買うことは無いと思うので、これから買う方は新版のアートワークで楽しみましょう。

 

・仮想接続の廃止

 

リバプールとハーゲンヘッド間には海路による仮想接続がありましたが、これがなくなりました。

どのプレイヤーもこの都市間は接続されていることになるのですが、建築は出来るが輸送には使えないという中々特殊な例外ルールが適用されるシステムでした。

完全にここだけの例外処理で、何かとわかりづらいルールの原因になっていたため、廃止されたのだと思います。

(一応オプションルールとして追加することは可能)

 

・綿紡績工場(LV1)の勝利点変更

 

旧版の勝利点3から新版では勝利点5に変更になっています。

このゲームでは同じ建築物でもレベルによる違いがありますが、紡績工場のLV1は特に建築されることが多く無い建築物でした。

他のプレイヤーに与えてしまうメリットに対し、得られる見返りが少ないことが要因です。

得られる勝利点を増やすことで、建築で得られるメリットを増やした調整になっていると考えられます。

 

・3人用ルールの調整

 

3人プレイ時にはデッキが調整されラウンド数が若干短くなりました。

またランダムカードが排除される代わりに特定のカードが排除されるようになりました。

これにより4人プレイ時により近いゲーム感覚でプレイすることが可能になります。

 

・2人用ルールの追加

 

実は2007年発売のオリジナルブラスには2人用ルールがありません。

3、4人専用のゲームでした。

そこから有志のファンにより2人用バリアントルールが開発されました。

その名残がブラスランカシャーでは裏面マップとして残されているようです。

 

ブラスランカシャーでは最初から、2人用にカード枚数等が調整された2人用ルールが公式に用意されています。

これは3、4人用と同じマップを使うため、裏面マップは使用しません。

ということで裏マップはゲームに特に必要なものでは無いため、日本語版にも裏面マップが残っているかは不明です。

旧方式の2人プレイも遊びたいという人のために流石に残っているかな。。

◆ブラスランカシャー(黒ブラス)とブラスバーミンガム(白ブラス)の違いについて

次に白黒ブラスの違いについてまとめます

私を含めてどちらを購入するかこの違いをかなり気にしている人が多いのではないかと思います。

一般的には最初はランカシャーで遊び、物足りなくなってきたらバーミンガムで遊ぶようになると言われており、余裕があれば両方購入するのが良い気がします。

ただ、どちらか片方を・・・という方は違いを見てから決めるのが良いでしょう。

最初に書いておくとブラスのルール上は7割、8割程度の部分がランカシャーとバーミンガムで同一です。

 

↓ランカシャーとはちがって内陸マップになったブラスバーミンガム。

 

・完全な新マップ

 

当然ですがバーミンガムのある地方を扱っているためマップと登場する都市が全く違います。

これは大きい違いの1つです。

「電力会社」のマップ違い拡張のように、ブラスランカシャーとマップがちがうだけでも、かなりプレイ感が変わってきそうです。

 

新マップに対して大きな指摘は無いため、バランス面で特に新マップは問題なさそうです。

また、ブラスバーミンガムは白ブラスと呼ばれていますが、マップのアートワークはランカシャー同様にむしろ暗い基調です(笑)

白と黒の色に関してはパッケージの違いのみですね。

これはブラックカントリーと呼ばれていた当時の重工業のイメージを表現したものらしいです。

 

・「港」「造船所」の削除

 

何と製品出荷のための港と遠方都市がなくなりました。

バーミンガムがある地方はイギリスの内陸なので港があったらそりゃおかしいわけですが。。

そのため遠方都市に綿を出荷して、その需要がランダムに徐々に減少していくシステムが無くなっています。

 

港が削除されたことにより品物の出荷先は、マップ外周部から外部に繋がる都市からの販売のみになります。

5箇所ある外部接続都市への出荷は無制限に可能ですが、その都市にその商品の需要(ゲーム開始時にランダムで決まる)がなければいけません。

 

また、コストは大きいが大きな勝利点獲得手段であった「造船所」がまるっと削除されています。

 

・「お金」の調整

 

ブラスバーミンガムでは、お金はブラスランカシャーよりは緩く得ることが可能。

大量得点が得られる建築物ではわずかな収入しか得られないブラスランカシャーとは違い、ブラスバーミンガムでは大量得点に合わせて大き目の収入を得ることも可能。

また、更に収入を増やしやすくなる産業が色々追加されています。

という風にお金に関しては全体的に緩くなっているようです。

 

・品物に「陶器」と「製造品」の追加

 

ランカシャーで出荷可能な品物は紡績工場の「綿」だけですが、バーミンガムでは「綿」「陶器」「製造品」の3種類になります。

それぞれ建築時のコストや出荷時に得られる収益や勝利点に特徴があります。

プレイ毎にどの品物メインでいこうかと考える選択肢が増えました。

レベルが上がるにつれて「勝利点」スケールする「綿」に対して、他2つは更に特徴的で使い方も工夫し甲斐があります。

 

ちなみに私も勘違いしていたのですがバーミンガムで追加される「ビール」は品物でありません。

 

他の建築物同様に新建築物の一部は特定の時代にしか建築できません。

例えば、高レベルの製陶所は鉄道の時代からのみ建築できます。

 

・「醸造所」とそこから得られる新資源「ビール」の登場


新建築物「醸造所」を建築すると、そこに新資源の「ビール」が生産されます。

これが大きな追加ルールの1つです。

 

名前だけ聞くと出荷用の品物だとばかり思っていたビールですが、実は石炭・鉄のように特定アクションを行うための消耗品になります。

例えば、品物の出荷にはビールの消費が必要で、消費元も自分の都市以外でも他のプレイヤーの都市を選択可能です。

(他プレイヤーの都市からの消費には消費制限あり)

また、各時代の開始時に、無料で消費可能なビールが外部都市にストックされ、出荷時はそこから消費することも可能です(更に初回出荷ボーナス的なものも貰えます)。

 

また、鉄道を2本連続建築する際の2本目にはビールが必要になりました。

これにより1ターンに連続して一気に鉄道を建築することが難しくなり、鉄道の時代の鉄道網建築ラッシュが抑制されるようになっています。

 

このビールはイメージと違って非常に面白い役割ですね。

ビールは労働者の頑張りを鼓舞するために必要な嗜好品という位置づけなのでしょうか?

(当時汚染されていない飲み水が少なかったこともあり、ビールが安全な飲み水だった頃もあるようです)

無くなった港システムよりこのビールシステムの方が素晴らしいとのもっぱらのうわさです。

 

・接続勝利点の調整

 

運河と鉄道による接続勝利点が細かく変更され、バランス調整されています。

1点だけではなく、0点の工業や2点の工業が登場します。

これにより戦略レベルで差分があるようなので、こういう変更点も新鮮で新しい楽しさに繋がる部分でしょう。

 

・新アクション「スカウト」の追加

 

手札から3枚カードを捨ててワイルドカードを2種類1枚ずつ得るアクションです。

アクション選択のオプションが増えました。

代わりに2アクション分消費して好きな都市に建築を行う、ダブルアクション建築が無くなりました。

 

・ベスト人数の変更

 

ブラスバーミンガムは、ゲーム調整が3人用でされています。

これは当時ブラスオリジナル版が4人ベストとなっていたため、バーミンガム開発当初から3人プレイで調整を開始したことによるようです。

3人用のプレイの調整後に2、4人用の調整をしたとのこと。

そのため2、3人プレイに関してはランカシャーよりも良いバランスになっている可能性が高いです。

4人プレイに関しては何とも言えませんが、4人プレイの評価は3人プレイ時と同程度のようです。

問題ないと考えてよいでしょう。

ブラスランカシャー(黒ブラス)とブラスバーミンガム(白ブラス)どちらを買うべきか?

この記事の最後に、じゃあ結局ブラスはどちらを買うべきか?、という話ですね。

ポケモンの色違いのように、どちらにするか非常に重要な話だと思います。

 

まとめから書いておくと

・外さない鉄板の名作が欲しいなら黒ブラス。

・重いブラスを更に重くしても長くやり尽くしたいなら白ブラス。

・お金に余裕があるなら白黒ブラス両方。

という感じでしょうか。

 

名作「ブラス」を一部バランス調整して受け継いだ「ブラスランカシャー」

こちらは、問答無用の名作中の名作で、未プレイなら絶対にプレイすべき作品です。

これだけ長いことファンに愛され続けてきたにも関わらず、ランカシャーでそこまで大きなバランス調整がされなかったのは、元々のオリジナル「ブラス」の完成度が非常に高かったためでしょう。

10年以上親しまれてきてテストされてきた大きな実績がある、いわば外さないボードゲームをプレイしたい方向けです。

 

一方でバランスとルールに大きめなテコ入れが入ったのが新版「ブラスバーミンガム」

その代わりに重ゲーだったゲームの複雑さが更に増しています。

ただこれは、わかりづらくなったとかでは無く、選択肢が増えたことで悩ましさが増えたことによる複雑さです。

こちらはデザイナーたち開発者が再度真剣にバランスを取ろうとした作品です。

このブラスバーミンガムは、いわばブラス開発メンバーがブラスを愛しており、何万ものゲームを分析してブラスを改善しようとして生まれた集大成ということになります。

熟練者がランカシャーで感じるストレスをバーミンガムでは感じなくなったという話も聞きます。

 

極端に言えば「ブラス」は発売から10年経っているため、「ブラスランカシャー」の方では、熟練プレイヤーには有効な戦略というものが語り尽くされています。

特に鉄道の時代の始まりの鉄道建築ラッシュなど、勝率を高めるための特定の鉄板行動もあります。

その点、バーミンガムの方はそういうオリジナルブラスの鉄板行動などを抑制する方向で調整されており、また世に出て1年と日が浅く戦略はまだまだ掘り尽くされておりません。

それは逆に、バーミンガムの方で鉄板の戦略みたいなのが見つかって、途端にゲーム性が台無しになってしまう可能性も否定できないということにもなりますが・・・

まぁ、日本ではブラスはまだそこまで広まっていないと思うので、この辺を未プレイの時点から気にしすぎるのは考え物だと思いますが。

 

元々リプレイ性の高いブラスですが、バーミンガムではより戦略オプションが増え、より多様性がありリプレイ性が高くなるため、「ブラス」を頻繁に遊ぶ予定の場合は「バーミンガム」の方が良さそうです。

ルールが複雑になる言っても、確かにルールは増えますが正直このレベルのゲームを遊ぶプレイヤーにとっては、そこまでは大差はありません。

また、2人プレイ時ルールは公式でしっかり調整されたバーミンガムの方が評判は良いようです。

 

逆にそこまで「ブラス」を遊ぶのが多くは無く、例えば「ブラス」を遊ぶのが月1回位なのであれば、外さない鉄板の名作である「ランカシャー」の方が良いでしょう。

また、ブラスを遊んだことが無いという方も、最初はランカシャーから入る方が本当は望ましいように思います。

何度も書きますがオリジナルブラスのルールには、名作と呼ばれ続けた10年の実績があります。

 

ちなみに私はというと、白ブラスを購入予定です。

オリジナルブラスは遊んだことがあるのと、身内で黒ブラスを購入する予定の方がいるためです。

白ブラスをやり尽くしたい気分で発売前からウズウズしています。

ただ、オリジナルブラスをそこまで遊べているわけでは無いので、場合によっては我慢できずに両方購入してしまうかもしれません(笑)

その時は改めてこの記事を書きなおしたいと思います。

 

以上、白黒ブラスの違いのまとめでした。

正直どちらのブラスも世界的に非常に高評価の作品で、どっちが上位互換とかそういう話でもないので、最後はご自身のフィーリングで決めるのが良いかと思います。

気になっている方が、どちらを購入するか少しでも参考になれば幸いです。


ちなみに中々良いお値段するためか、日本語版は値段がやたら下がっています。

予約した身としては安くなるのは嬉しいのですが、ブラスがあまり日本で流行らずに、遊ばれなくなるとしたら残念でならないです。

海外での評価は9点や10点満点続出の超高評価ばかりで、毎日次のブラスのプレイのことばかり考える人が出る位に、中毒者が出ているゲームですが、日本で大ヒットするにはまだまだ時間がかかるかもしれませんね。

ブラスバーミンガムの方は特にBGGランキングで現在6位と、遊んだことがないと損なレベルで世界的に超高評価の作品になっています。

発売当時は30位位だったことを考えると、如何に発売後に評価を上げてきている作品かわかると思います。

 

確かにパッと見地味な感じはあるので、日本でもじわじわ人気が出てくるタイプのボードゲームかもしれません。

10年以上遊べる名作なのは間違いないですし、海外では特に白ブラスが品薄で値段が高騰しているので、気になっている方は日本で品薄になる前にはチェックしておくことをお勧めします。

 

↓オリジナルの面白さをそのままお届け「ブラスランカシャー」。通称「黒ブラス」

ブラス:ランカシャー 完全日本語版

 

↓オリジナルのルールに思い切ってテコ入れした新版「ブラスバーミンガム」。通称「白ブラス」

 

ブラス:バーミンガム 完全日本語版