欧米の「操作される民主主義」を作り上げてきた中心勢力フリーメーソン。

 

そのフリーメーソンの密教の基礎にあるといわれるのが18世紀のドイツの哲学者カントの倫理学である。

 

現在の民主社会の病んだ部分を理解するには、その原理をモデル化しなくてはならない。

そこから、民主主義が患っている病の有効な解決策が導き出されるはずだ。

 

前回はフリーメーソンのシンボルマークである三角形と目が、古代ギリシャのプラトンの三階級(哲人、軍人、庶民)を表している

というユダヤ教正統派の司祭アンテルマンの説に基づきその意味を解説した。

 

三角形→庶民(欲望)、哲人(理性)、軍人(意思)

目→理性(道徳法則をつくりだす実践理性)

 

その結果、

・庶民→欲望の徳→善の感情

・哲人→理性の徳→善の知性

・軍人→意思の徳→善の意志

と表される。

<リンク>その11 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 正三角形と目の表す真の意味について

 

 

今回は、このフリーメーソンの密教である民主主義の原理が無意識化されることによって、各原理が分裂を起こし機能しなくなり、操作される仕組みに変化してしまう事を解説する。

 

フリーメーソン最上層部が隠してきたであろう民主主義の密教である人格と民主主義の原理は、

以下の図の右側にある目的を時間軸で表した線グラフと、

その線グラフから、左側の円モデルを作りだすことによって完成する。

 

 

これは、民主主義の基本原理を意識化することによって立ち現われてくるモデルである。

 

日米欧の民主主義はこの基本原理に基づいて形成されているのだが、

このようなモデルは今までの欧米の学問では作成されたことがない。

 

これは資本主義の原理を表す公式が、2003年にリチャード・ヴェルナー氏が「虚構の終焉」と「謎解き平成大不況」の著作によって

明らかにするまで、存在していなかったのと同じである。

 

もちろん国際銀行権力の最上層部と、中央銀行の秘密結社のプリンス派閥に属する人間だけは、ヴェルナー氏が暴いた信用創造

に基づく公式をはるかに以前から理解していた。

 

しかし、世間が学ぶマクロ経済学には、ヴェルナー氏が公式で表したような信用創造量に基づいた公式は隠されてきたのである。

真の資本主義の仕組みを暴露したヴェルナー氏の経済学の公式に関しては以下の動画で詳しく掲載。

https://youtu.be/aJB4tswlOB0

 

 

同じように、自由民主制において資本主義経済と共に両翼をなす民主政治の真のモデルもまた、国際銀行家たちによって隠されてきた。

 

真の民主主義のモデルを隠してきた方法は、資本主義の原理を隠してきたのと同じ方法が用いられている。

 

資本主義は信用創造の増減によって、その後の「商品価格」や「商品量」に影響を与える。

最初に影響を与えるエネルギーとしての「信用創造」の影響力が無意識化されてしまえば、その後の商品量や商品価格への影響が

分からなくなる。

 

これと同じように民主主義の法則を作り上げる最初の原理、つまり「人格」を保障するための「個人の尊厳」のモデルを無意識化することで機能しなくなる。

 

民主主義のエネルギーは、目的としての「欲求」である。人類の社会的欲求は、より多くの自由をえることだ。

そしてこの自由の実現を万人に保障するためにカントの述べた「人格」の保障が作られ、「個人の尊厳」が作られ、そこから自由、平等、友愛、真理の民主主義の諸権利が発生している。

しかし、下の図のように、「人格」を保障するための「個人の尊厳」という民主主義の目的が無意識化されてしまえば、この統合モデルは分裂する。この分裂した各権利をマスコミや学問、宗教などを通じて無意識化された「真理」の操作でコントロールする仕組みになっている。

 

 

 

 

 

 

民主主義が何を目的としており、何を真理としており、何を目指しているのか?

これを理解しなければ、民主主義とは権利の羅列であり、個人的な欲望の政治的要求に過ぎなくなる。その結果、欲望を経済と政治の両面から管理する国際銀行権力が望む政策に、世論操作を通じて誘導する仕組みが作られてきた。(今は上位8人が下から35億人の資産と同じ歴史始まって以来の超格差社会)

 

政治の根源的な目的を本当に無意識化することなど出来るのだろうか?

多くの人が疑問に思う事だろう。

 

民主主義の目的が無意識化されてきたことについて、民主主義について緻密な分析を行っているフランシス・フクヤマ氏の名著『歴史の終わり』

には以下のように書かれている。

 

 

 

(歴史の終わり 下 三笠書房より以下転載)

P199~P200

 

カントやヘーゲルにとって、そして両者が立脚したキリスト教の伝統にとって、人間と人間にあらざるものとの区別は絶対的に重要だった。人間が自然のなかのあらゆるものより高い尊厳をもっているのは、人間だけが自由だからである。つまり人間は他のなんらかの原因で生じたのではなく、自らが原因そのもであり、自然の本能によって損なわれたりせず、自律的に道徳上の選択ができる存在であるとされたのだ。

 

今日では誰もが人間の尊厳について語るが、なぜ自分たちが尊厳をもっているかという点での合意があるわけではない。道徳的選択ができるから人間には尊厳が与えられていると考える人は、ほとんどいないのだ。

 

近代の自然科学とカントやヘーゲル以降の哲学を全体として考えれば、それは、自律的な道徳上の選択の可能性を否定し、人間の行動を総じて人間以下、理性以下の衝動とのからみで理解する方向へ動いてきた。かつてカントが自由かつ合理的な選択とみなしたものは、マルクスにとってはもろもろの経済力の産物であり、フロイトにとっては深く秘められた性的衝動であった。

 

こうしてみずからが作り出した法則に従えるだけの理性を持ち合わせた自律的な人間像は、独りよがりの神話と化してしまったのである。

 

(転載終了)

 

 

このように、18世紀後半から19世紀前半にカントやヘーゲルらに作られた

「自律的な人格を持った人間像に立脚した民主主義の原理」は

19世紀から20世紀にかけて猛威を振るったマルクス主義、性的衝動から人間を分析したフロイトの心理学、利益の最大化のための人間像を前提とする新古典派の経済学、価値と真理を分離する抽象哲学などによって攻撃され無意識化されてしまった。

 

確かに欧州憲法や日本国憲法は、個人の尊厳を目的としているが、その個人の尊厳が何のために与えられているのか?

という「何の」の部分が明確にされてこなかった。

 

カントの述べた「人格」を万人に保障するために「個人の尊厳」が民主主義の目的として掲げられ、自由、平等、友愛、真理の諸権利が認められているのだが、上記のフクヤマ氏が述べるとおり、人間の尊厳を道徳的選択能力としての人格と結びつけて語ることはほとんどなかった。

 

このようにして19世紀から20世紀にかけて「人格」と「民主主義」の原理に対する総合的な意識操作が行われた結果、民主主義の道徳法則のモデルは無意識化されてきたのである。

 

これが、フリーメーソン最上層部が意図的に作り上げてきた操作する民主主義の密教の全貌である。

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

(記事終了)

 

 

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<リンク>7/7(土)銀行業の信用創造(お金の創造)を無くす前代未聞の国民投票がスイスで実施など

 

 

 

 

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日米欧の自由民主制の隠されてきた仕組みについての詳しい解説は

こちらの本をお読みください。

 

 

 


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