◆亡くなる命と生きる命 ③ | 愛(人間関係)×お金×健康で、魂の時代を生きる

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お元気様です。天野使音です。


亡くなる命と生きる命 ③


母の自殺を目の前に見た女の子が成長していくお話です。


こちらの続きです。

亡くなる命と生きる命 ②



子どもは、親を選んで生まれてくる

と言いますが、


もしも

【病気で死ぬ母】を

選んで生まれてきたら

女の子は、医療関係の道を歩いたかも知れません。


でも女の子は

【自殺をする母】を選んできました。


生まれる前、人生のシナリオの中に

【何か】を

書いてきたのでしょう。


女の子は、40代になった時、

占いの世界に導かれていきます。


占いを学んでいくことで、

自分の選んできたシナリオに気づいていくのです。



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夏の暑い昼下がりに自殺した母。


最初に発見したのは、

買い物から帰ってきた父の妹でした。


母が買い物に頼んだのは、「ぶどう」でした。


祖母は、母に

「スイカならすぐに買えるけど」と言ったけれど


母は、「ぶどうが、いい」と答えます。


いつもならそこまで頼まない母の言葉に

祖母は、ぶどうを買いにバスに乗りました。


バスの本数は少なく、買ってくるのに時間がかかります。


買ってきた「ぶどう」を持って父の妹が部屋に入ると・・


自殺した母の姿が目に飛び込んできました。


父の妹は、その時13歳。


13歳の少女にとって衝撃的な場面でした。


出かける前に元気に話していた人が、

帰ってきたら・・死んでいた。


母の自殺は、家族にとって大きな衝撃でした。




人は、いつか必ず死にます。


それでも、さっきまで生きていた人が

突然、死んでしまうと

悲しみの前に衝撃がやってきます。


どんな亡くなり方も残された家族には、

それぞれの想いが残ります。


自殺で亡くなった家族にとっては、

悲しみの中に大きな悔みが傷となり

言葉にできない想いが沈んでいくのです。

自分を責め、誰かを責めたくなってきます。



自殺を見た3歳の女の子にとって

母に捨てられた想いが深く沈んでいきました。


29歳の父にとっても

妻の自殺は、奥深くに閉じ込めた想いがありました。


48歳の祖母は、

25歳の嫁が自殺したことで

世間から「鬼ババア」と言われました。




25歳で命を絶ってしまった母・・・

母は、妊娠8ヶ月。

もう少し生きていたら赤ちゃんが生まれ

母の26歳の誕生日を迎えることができたのに・・。



続きます。

亡くなる命と生きる命 ④



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重い話を最後までお読みいただき、ありがとうございます。


25歳の母も今となっては、娘の年より若いので、

3歳の女の子と一緒に抱きしめながら書いています。


過去を抱きしめ過去を愛している

そんな今を過ごしています。


愛と感謝をこめて

天野使音 拝