『「女子」という呪い』 まえがき一部公開! | 雨宮処凛オフィシャルブログ Powered by Ameba
2018-03-03 17:25:14

『「女子」という呪い』 まえがき一部公開!

テーマ:日記

4月5日、集英社クリエイティブより『「女子」という呪い』という新刊を出版します!

私にとって、「女子」問題を真正面からテーマにした本は初めてなのでとってもドキドキします。

 

『「女子」という呪い』ってなに? という声もあると思うので、以下にまえがきの、ほんのさわりを公開します。

 

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「女子」という呪いとは?

 

 

 なんだかもやもやすることに、「女子という呪い」と名付けてみた。

 例えばそれは、以下のようなことだ。

 メディアでたまに目にする、「夫の不倫に謝罪する」妻。

「頑張れ」「努力しろ」と言うわりには、「でも、男以上に成功するな」というダブルスタンダードを要求する社会。

 夫・彼氏以上に稼いだ時に、なぜかそれを隠してしまう妻・彼女。

「女子力」とか「女性の活躍」という言葉への違和感。

「そんなこと言ってるとモテないぞ」「お前は女の本当の幸せを知らない」などと余計なことを言ってくるオッサン。

 子育てする男性が「イクメン」と言われ、介護をすれば「ケアメン」と名付けられ持ち上げられるのに、女が仕事して子育てして家事してその上介護までしても誰も名付けてもくれないし褒めてもくれないという現実。

 保育園に落ちて仕事を辞める妻。

 

 これらのことについて、性別を入れ替えてみよう。

「妻の不倫を謝罪する夫」というものを私は生まれてこのかた目撃したことはないし、「頑張れ、でも、女以上には成功するな」というダブルスタンダードに晒されてきた男性に出会ったこともない。女以上に稼げばそれを隠すなんてもってのほか、成功や収入増は、そのままモテに繋がるという単純な公式が成り立つ男の世界に「男子力」という言葉はないし、「男性の活躍」なんてわざわざ言われない。

 

「お前は男の本当の幸せを知らない」なんて若い男に言うオバサンに会ったこともないし、ちょっと家事や育児をしただけで称賛される男と違って、女は仕事と家事と育児と介護すべてを担っていても「大変だね」と言われるくらいで、どこか「女なんだから当然」という空気が漂っている。また、「保育園に落ちて泣く泣く仕事を辞めた妻」は多くいても、それで仕事を辞めたという夫の存在を私は知らない。

 

 その上、仕事ができる女は時に「女のくせに」「女だてらに」と揶揄され、場合によっては「女を武器にしたのでは」なんて勘繰られもする。「女を使う女」は軽蔑される一方で、女らしい気配りや身綺麗さは当然のように要求される。電通の髙橋まつりさんに「男並み」の長時間労働を強いたこの国の企業社会は、同時に彼女に「女子力」を求めることに矛盾を感じていない。

「女」というだけで時に人間的扱いされないのに、「男並み」の扱いをされ、その上、「ちゃんと女扱いされるように綺麗でいろ」なんて余計なことを言われる。

 

 そうして女子たちは、「傷ついていないふり」をすることさえ求められる。うっかり泣いたりしようものなら、それさえも「女の武器」と言われることを知り尽くしているからだ。

 

  それだけでない。セクハラには「場の空気」を壊さないよう笑顔であしらう技術まで求められ、それが「大人の女のたしなみ」みたいに誤解されている。時に知っていることにも「無知」を装おうことを求められ、なぜかいつも男に「上から目線」で「評価」され、点数をつけられたりしている。男は男で自分のことは棚に上げ、「女を評価して当然」と思っている節さえある。こっちはちっとも納得も了承もしていないのに、なぜお前ごときに「評価」され、「点数」をつけられなければいけないのか。


 このようなことが、私が思う「女子という呪い」である。

 

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以上、まえがきの最初のほんの部分です。

 

おそらくこれを読んでいる方々も、これまでさまざまな「呪いの言葉」をぶつけられてきたのではないでしょうか。

 

ということで、みなさんがこれまで投げつけられた「呪いの言葉」も募集中☆

twitterにて、

#呪いの言葉

#女子という呪い

をつけてtweetして頂けると嬉しいです!

 

以下、表紙です。

 

「男以上に成功するな」「お前は女の本当の幸せを知らない」「女はいいよな」「女はバカだ」
「男の浮気は笑って許せ」「早く結婚しろ」「早く産め」「家事も育児も女の仕事」「男より稼ぐな」
「野心は持つな」「若くてかわいいが女の価値」「カタいこと言うなよ」「知らないふりもできないのか」
・・・・こういうオッサンを、確実に黙らせる方法、あります☆
 

出版は4月5日です☆

 

 

 

 

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