ポリエステルの着物は、
静電気がスゴイのが困りもの。
とはいえ、雨の時とか、
シチュエーション的に絶対汚しちゃうぞ!な
時は、ポリエステル着物に頼っちゃいます。
でも、すーっごく静電気が来ますよね?
私も昔は悩まされました。
長襦袢にぴとーっとくっついちゃったりして
まとわりついて歩きにくくなるし。
ホコリが集まってくるので、
全体的な薄汚れになりやすいし。
そうならない絹の有り難さを
再認識したりもしたのですが、
やはりお手入れのしやすさという点において、
ポリエステルの着物や長襦袢はとっても素晴らしい
と思うのです。
ちょっと位汚しちゃっても、
もみ洗いですぐ綺麗になるし、
洗濯機で洗えちゃうし。
ためしに長襦袢も着物もポリエステルとか、
片方だけポリエステルとか
色々試してみましたが、
ポリエステル素材の物を使ったら基本アウト
でした。
そもそもポリエステルはマイナス帯電しやすいので、静電気は防ぎようがないと。
参考記事:静電気が発生しやすいコーディネートって?
実は本当に身に付ける物全部ポリエステル
だったら静電気は発生しにくいのだけれど、
裾除けや足袋の素材がプラス帯電しやすい
ナイロン系を使っていたり、
冬だったらタイツとかはいちゃってると、
摩擦でアウト
らしいんですよねー…
そもそも静電気はお肌の水分が少なくなる
冬に発生しやすい物でもありますし
となると、静電気除去スプレー、
エレガードとか頻繁に使うしかないのかと
思っておりましたら、
もっと簡単な方法が有りました
柔軟剤
洋服でも柔軟剤を使っているとパチパチ来ないですが、
もちろん着物でもその効果は発揮される訳でして。
何で柔軟剤が効果的なのかと言いますと、
界面活性剤のお蔭
柔軟剤は界面活性剤で布地をコーティングして
布同士の摩擦を下げて、
静電気の発生を抑えているのだそうです。
エレガードとかも実は界面活性剤を吹き付ける
物でした。
成分表示の記載でも一番最初
(アルコール分の蒸発に合わせて一瞬で放電させる物でもあるらしいですが)
私、基本的にお洗濯で柔軟剤は使わないのですが、
これを知ってから、
ポリエステル長襦袢のお洗濯の時には
界面活性剤の含有量の多い下着用洗剤を
使ってます。
一般的には界面活性剤の含有量の少ない方が
良いのでしょうけど、
なにせ
目的は界面活性剤
ですから
真ん中の長襦袢に柔軟剤(界面活性剤)の効果があると、その上の着物、
その下の裾除けなどとこすれても
静電気が発生しにくい
のですよー
これは良いやー。
長襦袢は絹で着物はポリエステル、
という場合は
肌襦袢・裾除けと着物に柔軟剤を使われると
良いと思います
これでもたまーに、静電気来たー!って事もありますが、
そういう時はエレガード
少なくとも、まとわりついて大変!
なんて事からは解放されました💖
