【原本・謄本】書類の呼び方あれこれ | 司法書士事務所尼崎リーガルオフィスのブログ

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文書を指す言葉として、原本・抄本・正本・謄本・副本・写しというものがありますが、区別が付きますか?

▮原本

ある内容を表示するために確定的なものとして、最初に作成された文書そのもののことをいいます。...
作成者の署名・押印があるオリジナルの文書です。
署名・押印されていればその全てが原本となりえるので、原本は1通とは限りません。
原本は、法令によって一定の場所に保管することが義務付けられ、持ち出し禁止のこともあります。

▮正本

原本を法令によって一定の場所に保管しなければならない文書について、原本と同一の効力を他の場所で発揮させる必要があるときに作成される文書のことです。
例えば、民事訴訟で当事者に判決を送達する場合などの判決正本や、公正証書正本がよく使われます。

また、もう一つの意味としては、副本と対にするときに使う言葉です。
例えば、合意書を2通作成した場合、その2通ともに作成者の署名・押印があれば原本は2通となりますが、それに主従を付けて保管するときに、一つを正本、もう一方を副本と名付けます。
この場合、正本・副本に法律上の優劣はありません。

▮副本

正本と同一内容のものとして作成される文書のことをいいます。
はじめから正本と同一内容のものとして作られるため、原本に基づいて作成される謄本とは区別されます。例えば、戸籍の副本は、正本がなくなったときの予備として作成されます。
また、民事訴訟では、原告が提出した訴状の正本は裁判所に、副本は被告に送達されます。

▮謄本

原本と同じ文字・符号を用いて、原本の内容を完全に写し取った書面のことをいいます。
例えば、戸籍謄本や起訴状の謄本などです。

市町村長などの公的に権限のある機関が『原本の内容と同一である』と認証した謄本は、法律の規定によって、原本や正本と同様に扱われることがあり、これは「認証謄本」と呼ばれます。

▮抄本

原本の一部のみを抜粋して写し取った書面です。登記簿抄本や戸籍抄本などがあります。

▮写し

原本のコピーのことです。『原本と相違ない』ことの文言記載と発行権限者の表示と印鑑がある場合に、謄本とされることもあります。

業務上よく使っている言葉ですが、依頼者の方に説明がしにくい部分ではありますね・・。

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