ドクターズバッグ





2010-07-31 02:33:00

アルパ奏者、上松美香のコーヒールンバ

テーマ:音楽・民族音楽
ある銘柄のヤフー株式掲示板で週末今夜の音楽として、
YouTubeにアップされている演奏へのリンクが貼ってありました。

なんだろうと早速聴いてみると、どこかで見た楽器が・・・。。。

おお~、これはもしかしてよねさん
以前ブログで聴かせてくれた南米のハープ、アルパかな?

その音色(ねいろ)に聴き入ってると、何やら画面上に文字情報が・・・。
確か、アルパコンクール優勝・・・・・・って見えたような。

アルパの文字だけがしっかりと目に止まり、やっぱりアルパなんだなと納得。
いい音色(ねいろ)していますね、個人的にはハープより断然アルパがいいかも、
と思いつつ、その文字情報がとっても気になり、演奏が終わると同時に
「もう一回見る」をすかさずクリック。

今度こそ前文読んでやるぞと待ち構えていたのに、ついつい演奏に夢中になってしまい、
またしても前文見逃した。どうやら典型的なB型の壺に嵌ったようだ。
新たに全日本アルパコンクールの文字が目に入ってきただけ。
もうこなったら意地だ、「もう一回見る」を再度クリック。

今度こそ演奏に引っ張られることなく、鬼のごとく文字情報に集中。

今度こそ見えた、上松美香 1999年第2回全日本アルパコンクール優勝・・・。

そんなにも前からアルパが日本に浸透していたなんて・・・驚きです。

因みに上松美香さん、
調べて見て二度めの驚き、あげまつ(上松)と読むそうです。

私はピアノよりもフォルテピアノ、アコーディオンよりもバンドネオンが好きなせいか、
ヨーロッパのハープよりも、南米のアルパの方がとても気に入ってしまいました。
アルパと言う楽器の存在を教えてくれたよねさんに感謝です。

ところでアルパって、
どんなジャンルにも柔軟に対応できる楽器なんですね。
たとえば、
モーツアルトのフルートとハープのための協奏曲を演奏できないものでしょうかね?

♪コーヒールンバ
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2009-02-16 00:33:33

古箏協奏曲「雲裳訴」と映画「LOVERS」の映像美

テーマ:音楽・民族音楽
中国の古き街並みを見て古都・京都を思い起こす
前回紹介した古筝協奏曲「臨安遺恨」は、少し難解な作品だったと思います。
今回はもう少し聞き易い古箏協奏曲「雲裳訴」を聴いていこうかと思います。
ではどのくらい聴き易いのか?ラフマニノフのピアノ協奏曲に例えてみたいです。
古筝協奏曲「臨安遺恨」はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番
古箏協奏曲「雲裳訴」はポピュラーなラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
といったところでしょうか。そのくらい古箏協奏曲「雲裳訴」は聴き易いです。
しかし内容はそれほど単純ではなく、むしろよくできた協奏曲であると言えます。
今回も伴奏はピアノ、そして古筝演奏は袁莎(YUAN Sha)で聴いて下さい。
ただし今回はPV風とでも言いましょうか、これってPV?
とにかく映像が美しく、うーん、アートですね。
この中で中国の古い街並みが頻繁に出てきます。
見ていると、なんだかとっても懐かしい不思議な感覚が湧いてきます。
時折、古都京都を見ている錯覚を起こしてしまうのは私だけでしょうか?

古箏協奏曲:雲裳訴 Tune of Rainbow Cloud




映画「LOVERS」でチャン・ツィーの美しい舞に見とれる
昨年この映像を一度記事中で紹介していますが、
「雲裳訴」における映像美と共に、もう一度見て下さい。
またYouTubeリクエストによる埋め込み不可となっているので
リンクを表示します。どうぞお楽しみ下さい。
ヘッドフォンテレビ 映画「LOVERS」でチャン・ツィーの歌と舞

P.S
古筝はGuzhengと書きます。
ではこれを何と発音すればいいのか?
仕事で中国の方にお会いする機会があったので聞いてきました。
まずグチェンと聞いたところ違うと言われました。
次にグチョンと聞いたところ違うと言われました。
次にグチャンと聞いたところ違うと言われました。
それで正しい発音をして貰ったところ、どれとも判断し難いです。
しいて言うなら、グチョンに一番近いかな?
中国語の発音は本当に難しいです。

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2009-01-19 00:00:03

古筝協奏曲「臨安遺恨」(ピアノバージョン)

テーマ:音楽・民族音楽
古筝協奏曲「臨安遺恨」
南宋時代に活躍した英雄「岳飛」は、策謀により臨安(杭州)で処刑されました。
彼は死を目前にして、戦場を駆け巡った日々、母や妻子の事を思い起こし、
無念のまま処刑されてしまったのです。その岳飛を題材に何占豪が作曲しました。
何占豪(か せんごう、He Zhanhao)1933年8月29日生まれ、現在も作曲家として活躍中。
そう言えば日本にもこのような無念・空しさを感じるピアノ協奏曲がありました。
千住 明がTVドラマ「砂の器」のために作曲したヘッドフォン ピアノ協奏曲「宿命」です。

協奏曲
ついにここまできた古筝の表現力
進化を続け、オーケストラを従えた古筝は、
これまでの枠に収まりきれない、絶大なる表現力を手に入れた。
クラシック・ロマン派音楽の様に大きく波打つ古筝
古筝協奏曲、これこそが古筝の、完成された最後のスタイルなのか?
古筝がクラシック・ロマン派音楽の様に大きく波打つたびに、
素朴な古筝本来の音色が、指の間をすり抜け、遠くへ流れて行く。
古筝協奏曲「臨安遺恨」は、そんな古筝のあるべき姿を問い掛けてくる。
伝統から革新への流れは激しさを増すばかり、もはや誰も止める事は出来ない。
行き着く所まで行かないかぎり・・・。。。

超絶技巧と音色
人は一つの楽器の虜になると、必ず何人かが通る道がある。
それは超絶技巧と言う名の道、そして何人かはそこに留まる。
けれど何人かは、超絶技巧そのものにむなしさを感じ始め、
やがて自分が求める音色を持つ奏者を探し始めるのです。
これは聴き手の性、それとも宿命なのでしょうか?
今まで何人の人がこの道を通ったことでしょう。
これからも、何人の人がこの道を通ることでしょう。
歴史は繰り返すと言うけれど、
フォルテピアノが進化して今のピアノがあるように、
古筝(Guzheng)も完成された姿に近づきつつあるのでしょうか?

古筝爪が割れそうなくらい弦を激しくつまびくさまは、正しく中国琵琶の演奏技法

では、古筝協奏曲「臨安遺恨」(ピアノバージョン)をお届けします。
ピアノの演奏も荒く、古筝とのアンサンブルも今一問題ありですが、
そこは協奏曲という点を考慮した上で、古筝に集中してお聴き下さい。

古筝演奏:袁莎

Chinese GuZheng:臨安遺恨 The Eternal Sorrow of Lin'an (Part1)


Chinese GuZheng:臨安遺恨 The Eternal Sorrow of Lin'an (Part2)




こちらはフルオーケストラバージョン、古筝の演奏に難あり・・・かな?
ヘッドフォン 古箏臨安遺恨guzheng 丁怡文Nicole Ding

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2009-01-05 21:21:21

今もなお進化を続ける古筝のあるべき姿

テーマ:音楽・民族音楽
現在、中国古筝は21弦が主流ですが、25弦というのもあります。
一体どこまで進化していくのでしょう。古筝のあるべき姿は何処へ行くのか。
ところで、中国古筝が進化してきたのは楽器の構造だけではありません。
演奏技法も欧米の楽器に方を並べるほど進化を遂げてきたのです。
まずはギター演奏で使うトレモロ奏法、そしてギターだけでなく
ハープやピアノで頻繁に使うグリッサンドやスライド奏法、ハーモニクス、などなど。
これらは進化を止めたもう一つの CHINESE KOTO である古琴では、
ほとんど使いません、いえ、使えないといった方がいいかも知れません。
古筝はこれらの演奏技法にあわせるかの様に弦の数が増えていったのです。
そして遂に超絶技巧をもこなせる楽器へと変わっていったのです。
中国琵琶の演奏技法をも、模倣できるまでに変わっていったのです。

では今から超絶技巧を駆使しなければ演奏できない

「GaDaMeiLing」をお聴き下さい。

宮城道雄が発案した十七弦の如く、地を揺るがす重低音から

オルゴールの如く、細やかかつ激しく揺れ動く高音まで、

縦横無尽に弦の上を舞う10本の指、これぞ、弦舞!!! 


GaDaMeiLing(guzheng)




超絶技巧曲というものは、聴き手にも、
ある程度の集中力を必要とします。
疲れた方もいらっしゃるかと思いますので、
次にもっと優雅にくつろげる2曲を用意しました。
どちらも迎春にふさわしい典雅な曲となっています。

古筝独奏
Spring on Xiang River 古箏:春到湘江


古筝合奏
春神




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弦舞(シェン・ウー)~Dance of Chinese Harp~/伍芳

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2008-08-29 19:03:19

ミャンマー金色のオーケストラ「サイン・ワイン(hsaing waing)」

テーマ:音楽・民族音楽

金色のオーケストラ
みなさんはサイン・ワイン(hsaing waing)という
ミャンマー(旧ビルマ)のオーケストラをご存知でしょうか?
世界で最も美しく金色に輝くオーケストラと言われています。
けれどサイン・ワインには(擦)弦楽器群は登場しません。
主役となるのは金色に装飾された打楽器群です。
ただし打楽器といえど、ほとんどが音階を持っています。


構造はマリンバやシロフォンに似ているものから、全く違った発想のものまで多種多様。
音階を持つ打楽器として、パット・ワイン、パッタラー、マウン・サイン、パマ
音階を奏でない打楽器として、小さな鈴シーと拍子木ワー、小さなシンバルであるヤグウェン
そこに笛の類としてパルウェイ、オーボエの類としてネー
最後にビルマの竪琴で有名になった楽器、サウンが加わり
ちょっとした室内オーケストラが編成されるのです。
では百聞は一見にしかず、画像を見てください・・・ サイン・ワイン画像


常に金色のメロディとなる音階

ここで特筆すべきは彼らが使用する音階です。

通常洋楽で使用する7音階、ミとファ及びシとドは半音の差しかありません。
したがって7音を均等に割ったものではないのです。

ミャンマー(旧ビルマ)のサイン・ワインで使う楽器の中に
パッタラーというシロフォンやマリンバに似た楽器があります。
板の枚数は22か24と多いにもかかわらず、オクターブの中には7音の板しかありません。
ところが調律はミとシを少し低めにし、ファを少し低め高めにしてあります。

これにより、7音を均等に割った音階に近くなります。
これは転調が自由にできる一種の平均律なのですが
これこそが金色のメロディを常時作り出す音階ではないでしょうか。


この音階によって作られるメロディには
悲しみとか怒りとか喜びといった人間の感情表現がなく
かといって機械的でもない、むしろ聖域に達した至福感があふれています。
だからこそ言いたいのです、このメロディこそ金色であると。

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