ドクターズバッグ





2008-10-26 19:29:22

イギリスバロック3:中世ヨーロッパの光と影とジョン・ダウランド

テーマ:音楽・クラシック
ギターリュート
中世ヨーロッパの光と影を再現する唯一の楽器と言えば
みなさんはどんな楽器を思い浮かべますか?
私が真っ先に思い浮かべる楽器は、なんと言ってもリュートですね。
何故これほどまでに断定して言えるのか?その訳はリュートの音色にあります。
強烈な個性をもつ楽器でもないのに、1フレーズ弾いただけで
漆黒の闇に浮かぶ淡い光を作り出してしまう独特の音色、
悪魔と神が共存する中世ヨーロッパにタイムスリップする為には、
リュートのこの音色が必要不可欠だとは思いませんか。

ギタージョン・ダウランド
イギリスバロック界において、数々のリュートの名曲を残している作曲家と言えば、
ジョン・ダウランドです。バッハ以前のバロック音楽家としての知名度は低いですが、
彼の作品はとてもメロディアスでシンプル、そして崇高であり、神秘的です。
何故メロディアスなのか?その訳は後ほど申し上げたいと思います。
ではジョン・ダウランドの有名な作品「涙のパヴァーヌ」を聴いてみましょう。
もちろん、演奏で使用する楽器はリュート、みなさんも、この楽器で、この作品で、
中世ヨーロッパの扉を開けて下さい。
中世ヨーロッパの悪魔と神に出会って下さい。

John Dowland - Lachrimae pavan(涙のパヴァーヌ) - Lute


ギターメロディアスな訳
では何故ジョン・ダウランドの作品はメロディアスなのか?
それは彼が多くの歌曲を書き残している作曲家だからではないでしょうか。
シューベルトの作品がメロディアスなように、ダウランドもまた、非常にメロディアスです。
ただし歌曲を書き残した作曲家がすべてメロディアスと言うわけではありません。
重要なのは、歌曲への思い入れが強い作曲家であると言う事。
その点で、シューベルトとダウランドを理想的な歌曲の作曲家として掲げたいのです。

ギター伴奏楽器?としてのリュート
先ほどはリュートの独奏を聴いていただきましたので、
次に伴奏楽器としてのリュートを聴いてみたいと思います。
リュートが伴奏楽器?・・・、そうです、この時代は鍵盤楽器がまだ誕生していなかったので
歌曲の伴奏の定番はリュートだったんですね。ギターの祖先と言われたリュートですから、
伴奏楽器として使用されるのも、ある意味、妥当な扱いなのかもしれません。
(*リュートは、厳密にはギターの祖先とは言い切れないかもしれません)

ギターシューベルトとダウランドの違い
ただしシューベルトの歌曲におけるピアノが完全なる伴奏楽器であるのに対し、
ジョン・ダウランドの歌曲においては、リュートは単なる伴奏楽器ではなく、
歌手とリュートのアンサンブルを創造する一つのコラボ作品と見るべきではないでしょうか。
またシューベルトの歌曲は、歌曲集の中での一つの独立した作品であるのに対し
ダウランドの歌曲は、オペラの中でのアリアのようでもあります。

では、当時の発声法とリュートの音色で
中世ヨーロッパの時間旅行をお楽しみ下さい♪


明るく端麗シンプル

John Dowland - Awake, sweet love




光と影と止まった時間

John Dowland - Dear, if you change




憂鬱、けれど力強く元気に

John Dowland - Can she excuse my wrongs? 



蝶々最後に、これぞイギリスバロックの逸品、絶品
ダウランドのコーラスアンサンブルをお届けして
この記事を終えたいと思います。

John Dowland - Say Love if ever thou didst find



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2008-10-05 18:18:18

Yammy2:「風をあつめて」 究極のアンサンブル 3声(ソロ)

テーマ:音楽・邦楽ロック&ポップス
新ジャンルは誕生するのか?  
クラシック、ジャズ、ロック、ソウル、ポップスなど
長年それぞれのジャンルにおいて究極のアンサンブルを求めてきました。
そんな中、時代は徐々に動き始めていたのです。
ジャンルにとらわれない、ジャンル間に境界線を引かない、ジャンルを持たない
そう言うアーティスト達の活躍の場が広がり、これまでの既成のジャンルに
肩を並べるほどの新ジャンルの誕生を思わせる演奏に何度も出会ってしまう今日このごろ、
何種類ものジャンルを扱う彼らを総称する言葉の誕生を待ち望んでいます。
過去に絵画の世界においてフランス印象派と言う言葉が生まれたように。
ここで一つの疑問が、「こういったタイプのアーティストは昔からいましたよね」
って言われる方も多々おられることでしょう。
しかしながら、このスタイルで生き残っているアーティストは数少ないです。
ほとんどはメジャーで活躍する事もなく、一度有名になっても消えてしまうか、
ひっそりと活動を続けるいればいいほうだったのではないでしょうか。
今こそ、彼らが活躍する時代がやって来たのです。
今こそ、彼らを総称する新しい言葉の誕生を必要としているのです。

究極のアンサンブル
新曲において究極のアンサンブルを作る事は非常に難しいです。
最近では、綾香とコブクロの「ワインディングロード」におけるヴォーカルアンサンブル、
出会ったばかりの3人で新しい曲を作り、これだけのヴォーカルアンサンブル、
これなどは例外中の例外であり、めったに成功するものではありません。
となるとと、クラシックの名曲やジャズのスタンダードナンバーのように
何度も演奏されている曲を扱うほうが、究極のアンサンブルへの近道になるのではないでしょうか。

カヴァーという言葉は死後になりつつあるのか? 
近年ポップス界においても、
ポップスのスタンダードナンバーとも言うべき過去のヒット曲を
歌うシンガーが、国内外を問わず増えてきました。
もはや過去の曲をカヴァーする言う考え方で、
彼らの演奏を鑑賞するのは間違っているのかも知れません。
ジャズやクラシックにおいて、曲をカヴァーするなんて言わないですから。

Yammyの究極のアンサンブル
ここでは、楽器演奏はヴォーカルのサポートと言うイメージを捨てて下さい。
3人すべてが主役であり、スポットライトは3人に当ててお聴き下さい。
3声のアンサンブル、トリオアンサンブルとして聴いて頂きたいのです。
ただしこのアンサンブルは、ヴォーカルがとても器用でないとできません。
ヴォーカルには、楽器への歩み寄りができる技術と感性が必要となってくるのです。

そして、ヴォーカル、ピアノ、パーカッション、3つのパートに参加し、
なりきって鑑賞すれば、究極のアンサンブルを味わえる事でしょう。


風をあつめて - Yammy



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