LEDで点灯する大文字のニュースを見て、私達の周りから、【火】の存在が消えつつある現状に思いを馳せた時、
火も、物が燃える様子も見た事が無い子供達が、増えつつある事に気が付きました。
「戦争を知らない子供達」という歌がヒットしたのは、今から46年前。
今は、「火を知らない子供達」なのでしょうか。
住宅が電化され、IH調理器を使う家庭が増えています。
タバコを吸う人も電子タバコに移行する人が。
火災予防の観点からみると、火の気が無いのは大いに安心出来て良いのですが、
果たしてこれでいいのでしょうか?
人間が動物と大きく違うのは、火を扱える事です。
火事に遭遇した事が無いと、火の怖さ、火の有り難さを理解出来ないなんて。
せめて、林間学校でキャンプファイアを囲んで、ダンスをしたり、火を使った調理の経験をさせる必要があると思います。
刃物も火も、扱い方を間違えると大きな災いをもたらします。
しかし、それを上手に扱いえないと、人間らしい快適な暮らしを得る事は困難です。
いつ襲って来るか解らない災害に備えて、水を入れたビニール袋を使った火起こし、子供達に教えておくべきかもしれません。