上の記事、第一回から第3回まで読んだ。

夫婦共働きでタワマン住んで子供一人っ子でサピックス経由で私立中高一貫校に行かせてる世帯の話。

生活がきついって。

アホなんだよ。

消費経済に踊らされてるだけ。


それほとんどタワマン滞在時間少ないし、家族の時間なんてほとんどないでしょ。


少子化問題の極みとも言える。

だから、(過去記事1)に書いたように、大学無償化を多子家庭からはじめるというのは正しい。

18年前にこの事を予想もせずに、教育に金がかかるから子供は二人以下しか産まない、という間違えた選択をした夫婦に、がっかりさせるほど、今回の政策の正しさが分かる。


そもそも3子世帯を多子世帯と呼んではいけない。平均2.07でなければ持続可能ではないわけだから、2-3は普通。4子世帯以上を多子世帯と呼ぶべき。

 仮に2.07より多いから多子だ、というなら、2子世帯は少子世帯となる。


 大人同士で経済格差があるのは仕方ないとしても、子供間で経済格差があるのは不平等だ。

 しかも

子供の数を減らす事で経済力が保てる

という戦略が成り立たないようにしなければならない。それこそが少子化対策である。

兄弟の多い子が兄弟の少ない子より経済的に恵まれていないというのは、社会的に正すべきだ。


 上の記事によると、中学受験は金持ちのものというのは塾業界の戦略らしい。そうして金持ちで少子家庭を狙って業界に金を落とさせるわけだ。

 そもそも私立中学が公立中学より優れている点は、生徒の質以外にない。教師はむしろ公立の方が高い。私立は左遷が無く、閉塞空間だ。虐めも私立の方が一旦起これば隠蔽する。

 しかし、それでも最底辺の家庭にいる子供らを避けられると言う意味で私立中学は意味がある。ただ、これも社会的には金持ち優遇、貧乏家庭の子を冷遇という意味で、おかしな話だ。

 私立中学の学費は高いからこそそれが障壁となって意味があるわけだ。

 だから、私立中学の学費が高くて困るという親は本質がわかっていない。安かったら底辺家庭でも入れるようになって意味がなくなるわけだから。


 しかし、(過去記事1)の後半で書いたように、東京都では3子以上家庭の私立高校無償化をやるらしいので、中高一貫校なら実質半額になったのと同じ。よって金持ちだけじゃ無くとも私立中学を受験する層は増えるだろう。そうなると親の資金より学力の方が重要になる。


 世帯年収を世帯人数で割り算した値で論じる方が良い。

 

 子供一人しかいない家庭でタワマン住んで私立中学や私立小に行かせて金がないという夫婦はある意味おかしい。持続可能性という観点が欠けてる。

世界人口の全てが享受することができないような贅沢な暮らしを基準にしてしまっている。

 平凡な夫婦が子供三人産んで育てて楽しく暮らせる

 その目標で出生率2.07実現を考えるわけだ。

 そこでいう暮らしには、金のかかるタワマンも、貧乏人を追い出す目的の学費も、含まれて良いはずはない。


 子供の数を減らす事で生活レベルを上げる、こういう発想は社会的に否定しなければならない。

 こういう夫婦に育った子はやはり孫を作らない。負の連鎖である。


 持続可能性(出生率2.07)を実現しなければ必ず滅ぶわけだから。

 持続可能性の無い現在のマジョリティは、未来のマジョリティには、なり得ない。後から振り返ったら、バカだったな滅びた原住民は。となるだろう。


 中国のように学習塾は違法にするという手もある。


(過去記事1)