■湯河原温泉を歩く =不動の滝~万葉公園~福泉寺=
早くも、少し前のこと・・・になってしまいました。 湯河原温泉を歩いてきました。
湯河原へ来たら先ずは「土肥実平公」にご挨拶せにゃなりますまい。 駅前に銅像があります。
今、まさしく大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で一役を担っていますね。
前回の大河ドラマ、渋沢栄一さんの王子ほどは賑わっていないようでしたが、駅前通りの「土肥実平の館」ではいろいろ説明してくれました。
<鎌倉殿の13人(一部)>
◈土肥 実平(さねひら):
平安時代末から鎌倉時代初期にかけての武将。桓武良氏分流中村宗平の次男。
相模土肥氏の祖であり、小早川氏の祖ともいわれています。
現在の「湯河原町」および真鶴町土肥郷を本拠とし、「中村党」と称される有力な武士団を形成していました。 頼朝の挙兵にいち早く応じましたが、石橋山の戦いで頼朝が敗北、わずか7・8騎で逃亡した際にも実平が加わっていたと言う。
源義仲討伐や奥州合戦にも参加しており、頼朝の信頼厚かったといいます。
◈おお・・・土肥実平さんのお隣が伊東祐親・・・曽我十郎・五郎のおじいさんもでてますね。
北条義時も曽我兄弟の従兄弟という間柄になる。
それはさておき
今回の湯河原の目玉は・・・
温泉(野天風呂)、福泉寺というお寺と、湯河原梅林です。
湯河原駅前からバスに乗り終点「奥湯河原」で下車。
とりあえず旅館にチェックイン。 旅館は創業100年という老舗の旅館。
後でわかったことですが・・・奥湯河原入り口停留所の方が近かった。
ただ湯河原のバス・・・奥湯河原方面はバスの停留所間が驚くほど短いので問題なし。
荷物を預け「湯河原散歩」開始。
千歳川(上流は藤木川)という川に沿って下って行きます。
◉ほどなく不動の滝・・・
落差15メートル、あまり大きな滝とは言えませんが、清涼感のある「不動滝」、マイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュすることができるとか。
甘酒などを楽しめるお茶屋さんでは滝を見ながら足湯で疲れを癒すことができます。
滝の左側には身代わり不動尊、右側には出世大黒尊がある。
前回来たのは2020年でしたが、心持ち今回の方が寂しい感じがしました。
2020年にはこの辺、あちこち湯気が湧きたっていた。 今回はそれが見当たらなかったので、そんな感じがしたのでしょうか?
<2020年2月撮影>
不動の滝から藤木川(千歳川)に戻り、こんな川を見ながら下っていきます。
登りはきついが・・・下りはまぁ・・・楽ですw。
道の横にこんな舞台跡のような物が・・・2年前来た時も思いましたがなんだったのでしょう?
道端に梅が咲いていました。
この旅館も一度泊まってみたいですw。 鰻も食べたい!
◉万葉公園・・・2020年にも公園内を歩いています。
公園の入り口ですが・・・なんか違和感・・・こんな建物あったかなぁ?
違和感を感じつつ、公園内を流れる「千歳川」に沿って散歩、令和2年(2020年)にも訪れた足湯「独歩の湯」をめざしました。
こういった風景は変わらねど・・・
歩いて行くと「千本鳥居」
この神社は「狸福神社」と言います
傍らの説明板によれば(一部編集)、
『昔この近くに一匹の雄狸がいましたが、ある日漁師の弓により傷付けられました。狸は山間を流れる河原に湯を発見し、傷を癒やしました。そこへ足に火傷をおった雌狸がやって来て、二匹の狸は毎日毎日湯に通い、いつしか傷も癒え、恋仲になり、夫婦になりました。
二匹はこのお湯のご恩を忘れることなく、人に化けては湯の素晴らしさを説き、旅人の願いを叶え、福をもたらす神の使いとなり、今も温泉を護っているということです。』
湯河原の温泉開湯の伝承は様々あれど、一説には狸さんが発見した。
ちゃんとした俗説の中の一説とか・・・いうことです。
狸福神社の上方(小高い小山を登ったところ)に「熊野神社」があります。
熊野神社の麓に「太子堂」
そして、目指す足湯・独歩の湯が・・・・・・ない。ありゃ?
すっかり様変わり。「湯河原惣湯」という日帰り温泉施設に変わっていました。
<2年前の写真…足湯・独歩の湯>
<湯河原惣湯>
前回足湯に訪れたのが令和2年2月で、4月に閉園して工事に入ったらしい。
いろんな建物が新築されたようで、それが違和感の素でした。
<現時点での万葉公園マップ>
万葉公園から、また千歳川沿いを下ります。
橋を渡って静岡県へ・・・千歳川が県境です。
■福泉寺 =曹洞宗=
<萱葺の本堂>
「おお! 目指す首大仏様!」
次回は「福泉寺」を投稿します。
今回もごらんいただき
ありがとうござります。