ボーカルレッスン&ワークショップ
少し時間をさかのぼりますが、7月2日~4日で東京に行ってきました。
目的は、ジャズボーカルのレッスンとワークショップを受けるためです。
NYから素晴らしいボーカリストでもありトレーナーでもあるMarion Cowingsさんがいらっしゃっていたのです。
マリオン・カウイングスさん↓
http://www.marioncowings.com/Marion_Cowings/
あ、英語でしか書いてないですね。
この素晴らしいレッスンとワークショップをセッティングしてくださったジャズギタリスト井上智さんのブログに、レッスンとワークショップの案内があります。
私が受けたのはこれです↓
プライベートレッスン
http://blogtest.satoshiinoue.com/?eid=902532#sequel
ワークショップ
http://blogtest.satoshiinoue.com/?eid=902533#sequel
7月2日の朝福岡を発って羽田へ。そのままレッスン会場のある川崎市へ向かいました。
日本のトッププレイヤーである井上智さんのご自宅で、伴奏と通訳も智さんがして下さるという贅沢なレッスンです。
Marionさんはとてもおだやかで優しい方でした。
声のトラブルのことを相談すると、健康のことや家族のことなども心配して下さいました。
レッスンは3曲みてもらい、歌詞の内容(ストーリー)を教えてくれたり、発音・発声に問題がないかをチェックして下さったり、また、「なぜ歌うのか」ということに関してもレッスンの合間に話して下さいました。
悪いクセは、それが何故悪いのかとか納得できるように説明してくれます。
心に残る言葉がたくさんありました。
こういう時、英語が分かって良かったと思う。
しゃべるのはもうだいぶ出来なくなってきてるけど、言われることはほとんど理解できるので、マリオンさんの言いたいことが直接伝わります。
レッスンしてもらった曲でマリオンさんのレパートリーの曲があったので、最後に目の前で歌ってくれました。
それが本当に素晴らしかった語ってる。その語り方がすごくいい。
翌日の日曜日は、智さんのLiveに行きました。
王子のTagen というオープンカフェレストランで、ギター井上智さん、ピアノ田村和大さん、ベース金子健さんというトリオ。
1st setにマリオンさんも入って4、5曲歌ってくれました。
パフォーマンスやっぱりすばらしい
2nd setはインストロメンタル。これもたのしかったー
智さんのギターは明るいという印象でした。聴いていてついつい笑顔になる
食事もおいしくて雰囲気もオープンでいいお店。調子に乗ってビールたくさん飲んだ
こんなお店がうちの近くにあったらいいなあ
3日目は、ワークショップでした。
12名の参加者とたくさんの聴講の方。プロの方も多く来てありました。
ブルースでウォーミングアップしたら、1人ずつ歌ってマリオンさんにアドバイスしてもらいます。
たのしくもためになる2時間は、あっという間でした。
仲良くなったボーカルのお二人(お二人ともステキなボーカリストでした)と一緒に中華を食べ、いよいよその後はコンサート。
マリオンさんは、「生徒たちが聴いている」ということもあり、かなり分かりやすく「こういう場合はこうします」的パフォーマンスもあり
曲のストーリーもお話してくれながらのライブでした。
いやしかし、演奏が良かった
「表現」が全面に出た演奏。
伝わってくるものがいっぱいの演奏でした。
3日間、マリオン&智さん漬けの日々でした。
続けて聴けたので、しっかりと印象が頭にも身体にも残っています。
やっぱり、ホンモノに触れるのは大事で、その機会があるんだったら飛行機に乗ってでも行くべきだと思った。
体験は財産だから。
他にもいろいろ、会いたい人に会えたり、いいことがたくさんあった東京でしたが、とりあえずはマリオンな日々のご報告。
素晴らしいミュージシャンとご縁があって、本当に幸せだなと思います。
このご縁を活かして、よりよい音楽を発信できるようにがんばります
Cheek To Cheek
1935年 作詞作曲 Irving Berlin
Heaven, I'm in Heaven,
And my heart beats so that I can hardly speak;
And I seem to find the happiness I seek
When we're out together dancing, cheek to cheek.
「天にも昇る気分 胸が高鳴って喋ることさえ出来ない
捜し求めていた幸せを見つけた
あなたと頬を寄せ合って踊っている時」
言ってることが単純すぎて、上手な対訳がつけられません・・・
beat は「打つ」ですが、特に何度も繰り返し打つことです。
heartbeatは心拍。
hardly 「ほとんど~ない」
似た言葉で、rarelyがあります。「めったに~ない」
seem to do ~するようだ
happiness は、発音。「へあーぴねす」というとそれっぽくなります。
we're out このoutは、出かけてっていう意味かな。
out together で、デートともとれなくもない。
cheek to cheek "to" は触れ合っていることを意味しています。
speak, seek, cheek この曲はずっと「i;k」で韻を踏みます
Heaven, I'm in Heaven,
And the cares that hung around me through the week
Seem to vanish like a gambler's lucky streak
When we're out together dancing, cheek to cheek.
「今週ずっと抱えていた心配事は消え去った。まるで賭け事の運気のように
あなたと2人頬を寄せ合って踊っていたら」
care 心配事、悩み事
hang around は、よく使う表現。「ただ時間を過ごす」という意味。何をするでもなくダラダラすること。街をぶらぶら歩くような時によく使う。
歌詞の中では、「私にまとわりついていた悩み事」みたいな感じかな。
through the week 一週間通してずっと
vanish 突然消えてなくなること
gambler's lucky steak この解釈は調べたらいろいろあったけど~・・・
streak というのは、ずっと勝ち続けること(または負け続けること)。その流れみたいなの。
そのstreakにのっている時は、ずっと勝ち続ける。
だけどある時ふと流れは変わって、streakは一瞬にして消えてしまう。
そんな風に、vanishするってことじゃないかな?心配事が。
week,streak,cheekが韻。
Oh! I love to climb a mountain,
And to reach the highest peak,
But it doesn't thrill me half as much
As dancing cheek to cheek.
「私は山に登るのが大好きで
頂上にたどり着くとサイコーの気分
だけど、そのドキドキも比べ物にならない
あなたと頬を寄せ合い踊るのとは」
love to ~するのが大好き!
loveは、「大好き!」の意味で使えます。簡単で気持ちが伝わる言葉。
reach は、手を伸ばす、手が届く、で、ここでは頂上に着くこと。
高いところにある物が取れない場合は、"I can't reach."「とどかないよー」(can'tは、キャーンtと伸ばします)
thrill me 私をドキドキ(ハラハラ)させる。
恋はドキドキハラハラするもんなので、歌詞には頻出する単語ですね。
thとrが続くので発音ちょっと難しいかもしれないけど、背筋がゾクゾクする感じが言葉の音からも感じられる。
I が主語の時は、I am thrilled 私はドキドキさせられる。
half as much as ~ ~の半分
as much as で「同じくらい」でした。ハーフがついて、「半分と同じくらい」
「あなたと頬を寄せ合い踊るのに比べたら、そんなの半分もドキドキしない。」
peak,cheekが韻。
Oh! I love to go out fishing
In a river or a creek,
But I don't enjoy it half as much
As dancing cheek to cheek.
「魚釣りに行くのも大好き
大きな川や小さな谷川へ
だけど、それも半分もたのしくない
あなたと頬寄せ合い踊るのと比べたら」
riverは広い川のこと、creekは渓流のこと。前置詞はinなんですね。
creek,cheekが韻。
Dance with me
I want my arm about you;
The charm about you
Will carry me through to Heaven
「踊りましょう。あなたに腕を回したい
「あなたの魅力は 私を天国へと連れて行く」
my arm about you このaboutは、周りという意味です。aroundとほぼ同じ。
私の腕があなたのまわりにあるといいな。
the charm about you このaboutは、おなじみの「~について」の意味。
あなたの魅力
arm,charmが韻。
you,you,throughもかな。
最後のHeavenで、頭のメロディに戻ります。
あとの歌詞は最初と一緒です。
I'm in Heaven,
and my heart beats so that I can hardly speak;
And I seem to find the happiness I seek
When we're out together dancing cheek to cheek.
日本語では、こういうあからさまなハッピーな表現はあまりしないので、
翻訳がうまくできません。。。
幸せな気分しかない、のーてんきな曲。好きです。
「ジャズで英語♪クラブ」参加者募集中 → http://ameblo.jp/alyinoue/entry-11459459906.html
「ジャズで英語♪」曲目リスト → http://aly.oops.jp/jazz.html
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個人でお楽しみいただくものであり、二次使用は禁止しております。
また、歌詞の訳や解説は私個人の見解であり、その正誤性などに関しては一切の責任を負いません。
警固神社「夏越し祭」 Swing Jazz Art Club
先日、初めてビッグバンドの練習に参加しました。
懐かしいパピオビールームの練習室。
クラシックでオーケストラ活動していた頃は週1以上で通っていました。
勝手知ったるつもりでいつもの駐車場にとめたら、パピオの真横に安いパーキングが出来ていました・・・
Swing Jazz Art Clubは、福岡のアマチュアビッグバンドで、結成19年だそうです。
今回は、レギュラーのシンガーさんが急に出れなくなったとのことで、お手伝いに行くことになりました。
メンバーのベース奏者の方が知り合いだったのですが、行ってみたらピアニストの方は私のライブに何度も足を運んで下さっている方でした
バンマスさんはとてもいい人で、和やかな雰囲気の練習でした。
細かいことや技術的なことよりも、それぞれの音楽性を大事にしている感じ
最初はうまく行かなくても、何度か繰り返し練習しているとだんだん良くなって来ました。
私は2曲だけ参加しますが、この日は特にボーカルナンバーを中心に練習して下さいました。
All Of Meは、キーはいつもより高いけど普段からよくやる曲なので、バンドのアレンジにもすぐ慣れました。サックスとスキャットの掛け合いも楽しくて盛り上がります
もう1曲のAfter You've Goneは、好きな曲だけどレパートリーにはしていなかったので、今回覚えました。前半のslow swingの部分の歌いまわしが難しいです。
バンドは歌に寄り添おうとしてくれて、私にとても気を使って下さいました。
ビッグバンドで歌うのは初めてですが、予想以上に楽しい
バンドの皆さんは音楽を楽しもうとしてあるので、私が入ることでその楽しみが増えるといいなと思います。
土曜日は、私自身も楽しんで歌います
お天気も今のところ大丈夫そう
7月23日(土) 17:00~
観覧無料
Swing Jazz Art Clubは、17時から40分くらい演奏。
私は5、6曲目に参加。